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2006 07 01

携帯に必要な検索はバーティカル・サーチ

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数日前に書いた「モバイルのインターネットは検索から始まるようになるか」というエントリーで、「ところでDoCoMoはどうなってるんだ?」と書きました。それに答えてくれるかのように、「NTTドコモ 複数社と提携、10月に新検索サービス」というニュースが昨日出ていました。

利用者は、ドコモの公式サイトと各検索エンジンによる非公式サイトを含めた検索結果を得ることができ、ネット上のコンテンツ(情報の内容)をパソコン並みに探すことができる。また、検索ボックスをiモードの主要ページに掲載し、簡単なキーワードの入力操作で各検索エンジンの結果を閲覧できるようにするなど利便性を高める。

「ネット上のコンテンツ」というのが気になります。携帯のインターネットはパソコンと比べて遅く、画面も小さく、操作性も低いです。また、表示しているサイトのURLが見えにくいため、サイトの信頼性も判断しにくいです。例えばiモードで情報サイトを見つけたい場合、iメニューにリストされているサイトから見つけるほうが楽ですし、信頼もできます。また、どうせ検索するならパソコン用のサイトも含めて検索したいですが、パソコン用サイトを携帯で閲覧するのは無理があります。「ネット上のコンテンツ」がただのサイトであるなら、有用性はあまりないと思われます。

携帯で検索をしたくなるのはどのような場合でしょうか。考えられるのは、着メロがほしいとか着うたがほしいという場合、今からちょっと飲み屋に行きたいという場合、今この映画を上映している映画館を探したいという場合、目的地までの道順が分からない場合など、特定の場所・時間・分野に特化した「情報そのもの」を探したいという場合です。このような検索欲求が出てきたときに、検索エンジンがただ「サイト」だけを検索した結果を返すのでは欲求は満たされません。欲しい情報は、その情報が集まっているサイトではなく、その情報そのものである場合が多いのです。

そう考えると携帯に必要な検索は、ある特定分野に特化した「バーティカル・サーチ」だと考えられます。宇多田ヒカルの着メロを検索した結果が、着メロサイトである場合と宇多田ヒカルの着メロそのものである場合とでは、後者のほうが有用なのは明らかです。携帯であるキーワードを検索したときに、様々なジャンルが混在した結果が返ってきてしまうと、その中から必要な情報を探し出すのは困難となります。

携帯の強みは、外出先や移動中に手軽に使えるという点です。そこに必要な検索は、特定分野に特化して時間をかけずに使える検索なのです。

ドコモの新検索サービスは、きっとバーティカル・サーチなのだと期待しつつ。

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