ズーミングというユーザーインタフェース
先日の第5回Academed!a(アカデメディア)「Life Hackers Conference 2005」で、産業技術総合研究所の増井氏が、ズーミングというインタフェースを紹介していた。増井氏は、携帯電話の予測入力方式を開発したとってもスゴイ人らしい。
デモで紹介されていたのは、ピテカン辞書やWING。これらズーミング・インタフェースを搭載したアプリケーションの凄さは、実際に見ないと伝わらないのが残念なところ。見た限り、マウスで右にドラッグするとズームイン、左にドラッグするとズームアウトという操作のようだ。
ズーミング・インタフェースは、ズームインすれば詳細な情報のみ表示され、ズームアウトすると概要情報のみ表示される。階層構造のインタフェースとの相違点はそこである。
ブラウザのお気に入りメニューを見れば分かると思うが、階層構造の場合は辿った階層全て画面に表示されたままになる。ズーミングの場合は辿ってきた上位層はズームインすれば消えて、階層のみ表示される。しかし、ズームアウトすればきちんと可逆的に元の上位層に戻ることができるのだ。つまり、ズーミングは限られた画面上で有効に情報を表示する手段なのである。
ズーミングとは別に、増井氏が紹介していたサイトを載せておく。
今回のアカデメディアについての詳細は、参加者のブログで色々と紹介されている。
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