秋穂家の犬はどこへ消えた?
TBSで放送中のドラマ「いま、会いにゆきます」。ストーリーの序盤で、佑司が捨てられた小犬を持って帰り、秋穂家で飼うことになったはずなのだが、ストーリーが終盤を迎えるにつれて、その小犬は全く登場しなくなっている。一体どこへ消えたのだろう。
原作の小説の中にも犬は登場している。しかし、それはノンブル先生(原作では巧を診ている先生はノンブル先生というおじいさん)の飼い犬である。原作でも犬はいつの間にかいなくなる設定になっているが、まさかドラマでもココを意識したのだろうか。
ところで、ドラマ版の「いまあい」は、原作ではなく映画版のほうをかなり意識した作りになっているようだ。陸上競技大会の停電事件や、巧の同僚を呼び出して「巧さんをお願いします。・・・ごめんなさい、やっぱりできない」というシーンや、最終回のひまわり畑など。
ドラマ版と映画版を観て原作を読んでいない人は、ぜひ原作を読んでもらいたい。ドラマにも映画にも描かれていない要素がたくさんある。ポイントポイントでのキーワードはきちんとドラマや映画でも描かれてはいるが、原作を先に読んだ私にとっては、ドラマも映画も少々物足りない。原作通りに描くのは難しい所が多いけれども、ドラマ版は原作に忠実に作ってほしかったな、と思う。
一体あの犬はどこへ消えたのだろう?
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