ソーシャル・ブックマークについての雑感
ソーシャル・ブックマークが成功するのに必要なのは、会員数と独自のユーザ属性。日本では「はてなブックマーク」と「livedoor クリップ」が会員数が多いけど、どちらもユーザ属性が似ている。それゆえ集まる記事も同じようなものばかりになってしまう。
ECナビがやっているECナビ人気ニュースは、会員数が少ない。さらに、対象をニュースにしぼると「ニュースはこっちにブックマーク」という気を使う必要が生じるため、ユーザの負担になる。そもそもソーシャル・ブックマークはブックマークされる対象を絞る必要はない。
ニフティクリップはニフティのトップページのどこからリンクされているのか分からない。リンクされていないのかも。ユーザ属性はlivedoorやはてなと違うだろうけど、そもそも使ってもらえないと意味がない。
まだ一般ユーザにはソーシャル・ブックマークという考え方が浸透していない。livedoorクリップが開始後まもなく多くの人に使われているのは、はてなユーザが乗り込んできたためだ。そっち系のユーザにはソーシャル・ブックマークの面白さが浸透している。
エキサイトのリンクボストは成功しそうな兆しが見える。集まっている記事の内容がはてなブックマークなどとは全然違う。使う人が増えればもっと面白くなりそう。
ソーシャル・ブックマークが浸透していないユーザに使ってもらうには、Googleがサービスを作ってもダメ。一番期待しているのはmixiだ。mixiニュースを日記のネタにする人が結構いる。さっき対象を絞る必要はないと書いたけど、ニュースポータルをやっていてそこにブックマークサービスへの入り口をつけるのならありかも。でもやっぱりニュースだけじゃ面白くない。
女子高生に使われるソーシャル・ブックマークを作り出せ。
・はてなブックマーク
・livedoorクリップ
・ECナビ人気ニュース
・ニフティクリップ
・リンクポスト
コメントを残す