Fの軌跡が描かれる場所に新鮮な情報を配置することが大切
コトノハ おもしろい |
livedoorリスログ まあまあ |
PingKing 微妙 |
これらはどれも「好きなキーワードをリストして公開して共有する」という基本コンセプトを持っているのですが、面白さにはなぜか差があります。
唐突ですが、ここでヤコブ・ニールセンのAlertBoxにあった「軌跡は“F”を描く」を引用します。このコラムでは、「視線追跡調査の結果から、多くの場合、ユーザは“F”の文字 — 横に二本、縦に一本の軌跡 — を描くようにウェブページを読むことが分かった。」と述べられています。
コトノハは、ログインするとまず「HOT20」が目に入ります。これは最近1時間にユーザの人気を集めた“コト”です。さらにその下には「回答したコトの更新情報」が表示されています。これらの情報は頻繁に更新されるため、絶えずユーザの目には新しい情報が飛び込んでくることになります。これはコトノハの面白さのひとつだと思います。
livedoorリスログのトップページは、真ん中に「オススメのテーマ」が表示されています。その下に「参加者ピックアップ」というのがありますが、これはよく分かりません。あとは右側に「注目のリスト」がちょっとだけ目に入るくらいでしょうか。最初に目に入る「オススメのテーマ」の表示件数が3件で、あまり面白みがありません。
PingKingのトップページで目に入るのはサービスの概念図です。ログインしても同じです。その下に表示されている「みんなのブックマーク」は、なぜかいつ見ても同じ内容です。最初に目に入る情報が常に同じ情報だと面白くないと思います。
ここで取り上げた例は少ないですが、Fの軌跡が描かれる場所に新鮮な情報を配置することが大切だということは少し理解してもらえたと思います。
あなたがよく利用しているサービスや仕事でたずさわっているサービスは、どこに新鮮な情報が配置されていますか?
コメントを残す