ドラマの内容とリンクしたインフォマーシャル
インフォマーシャルというのは、「商品やサービスなどに関する多くの情報を提供している広告の総称」のことだそうです。(参照:インフォマーシャル(Infomercial):RBB TODAY (ブロードバンド辞典))
その意味の解釈は幅広く、もともとはアメリカのテレビショッピングのジャンルのひとつであり、現在ではワイドショーなどの合間に放送される録画式コマーシャルのこともインフォマーシャルと呼ぶようです。(参照:インフォマーシャル – Wikipedia)
2007年1月3日の夜(これを書いている時点ではつい先ほどですが)に放送されていた『TBS新春ドラマスペシャル「三日遅れのハッピーニューイヤー!」』では、ドラマの出演者によるドラマの内容とリンクしたインフォマーシャルが放送されていました。
この手法のCMであれば、視聴者はCMすら見逃せなくなります。今回放送されていたインフォマーシャルは、CMなのかドラマなのか判別がつきにくいくらい自然な感じでした。ドラマでこのような手法のCMが放送されるのは珍しいですが、デジタル録画機器によるCM飛ばし視聴が普通になってきている今の時代にはふさわしいCM手法ではないかと思います。
少し話が変わりますが、このドラマではスポンサーの製品を強調して撮影しているシーンもありました。これは最近のちょっとしたドラマで見かけるようになってきた手法ですが、こちらのほうは視聴者に押し付けている感じがして個人的にあまりいい印象がありません。最近のブログ界で問題になっている「やらせブログ」とちょっと似ている気がしています。
しかし、ドラマ出演者によるインフォマーシャルのほうは悪い印象は持ちませんでした。むしろ、映画のエンディングのテロップが流れ終わったあとにまだ数十秒のシーンが残っていたのを見つけた時のような、得をした気分になります。
とはいえ連ドラでこのようなCMを毎週流すのは大変でしょうし、毎回同じインフォマーシャルであると2回目以降は確実にスキップするでしょう。なので、今回のような1回きりのスペシャルドラマで比較的有効なのかなと感じました。
コメントを残す