大江戸線は心が休まらない
都営大江戸線の騒音の激しさをどうにかしてほしいと思う今日この頃。
都営大江戸線のトンネルは通常の地下鉄のトンネルより小さく作られているそうです。「都営地下鉄と東京メトロの一元化を改めて考える – ビジネススタイル – nikkei BPnet」には次のように説明されています。
従来の地下鉄トンネルは直径7.3メートルだ。いっぽう、大江戸線は直径5.3メートル。掘削する断面積で比較すると、一般的な地下鉄は約42平米。大江戸線は約22平米となる計算だ。これだけ違うと工事費が大きく違ってくる。従来の地下鉄のキロメートル単価(1kmつくるのにかかるコスト)は522億円。都営大江戸線だとこれが321億円だ。約40%のコスト削減になる。
大江戸線に乗っていると、笛のような激しい高音が鳴り響くことがあります。普段の走行時の轟音もさることながら、その笛のような高音もはげしくうるさいです。車両とトンネルの隙間が狭いために、笛のような効果をもたらしているのでしょうか。
電車の中では音楽を聴きたいものですが、大江戸線の中ではまともに聴くことができません。さらに車両も小さく作られているため、通常の地下鉄よりも閉塞感を感じてしまいます。これでは電車の中で心が休まる余裕もありません。
おそらく大江戸線ユーザーは知らず知らずのうちにストレスがたまっていることでしょう。あと、ホームの温度をもう少し考えたほうがいいと思います。
ということで、今使っている定期が切れたら大江戸線を使わない経路に変更しようと思っています。
笛のような激しい高音の原因は、大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線同様、リニアモーターカー採用によるトンネル径の小ささもさることながら、VVVF車だからじゃないですか。誘導電動機をインバータ制御しているVVVF車なら、大江戸線に限らずどこでも高音がうるさく感じると思いますよ。
>>Ilfaさん
コメントありがとうございます。VVVF車特有ですか。機械的な高音ではなくまさに大きな笛を吹いているように聞こえるのですが、原因はそれなのでしょうか。どうにかならないものですかね。
ノイズキャンセリング機能付きのヘッドフォンを使うのはどうなのでしょうか。電車だけでなく飛行機なんかでも重宝して使ってます(電子機器の使用は…と言われるので何も繋げずに単体で)。
今でも銀座線に乗ると何もかも小さくて懐かしく思いますが、地下鉄が夏場に窓を開けて扇風機だけで走ってる時代に使っていた身としては、複雑な思いのするエントリでした。
>>koo さん
コメントありがとうございます。冷房のない時代は騒音は当然だったということですね。。
そのヘッドホンの存在、すっかり忘れていました。この際買ってみようかな。
大江戸線の騒音、全く同感です。
大江戸線の若松河田~本郷三丁目までは、一瞬でも耳を塞ぐのをやめることができないです。
ホームで待っているときの『交通局では~~~』という案内さえ、
非常にウルサイです。
哲学者の中島義道さんが『うるさい日本の私』という騒音に関する本を書いています。面白いです。
ちなみに書名はダブルミーニングだそうで。分かりますよね。
東京はすでに地下鉄が多く、ビルの基礎も多い。そんな状態で開業したのが大江戸線なので、カーブや上下が多く、うるさいのです。また、トンネルが小さいのも、そのためです。
また、地下深いため、ホームが暖かいのです。そのため、ほぼ1年中車内では冷房が作動しており、それもうるささの原因でしょう。