AdSense のクリックスルー率を保つ基本はフィルタの利用
ちょっと前のTechCrunchの記事に「最近Googleの広告がクリックされなくなった」という報道について書かれているものがありました。
» TechCrunch Japanese アーカイブ » グーグルのクリックスルー率が減ったのはクリックエリア変更の影響
記事のタイトルにもあるように、この記事では「クリックエリアの変更に原因がある」と主張しています。実際にそのように報告してくる人たちがたくさんいるそうです。
多少は影響があるのだろうかと思いつつ、自分のブログのデータを調べてみると次のようなことが分かりました。
- クリックエリアが変更された11月より、12月のクリックスルー率のほうが高い。
- 1月と2月のクリックスルー率は11月より低い。
平均すると下がっているように見えますが、12月にクリックスルー率が上がっているので、必ずしもクリックエリアの変更が影響しているとは言えないようです。
そこで、各ページを実際に表示してどのような広告が表示されているか調べてみました。すると、クリックスルー率低迷の原因が「広告がコンテンツマッチしていない」ことにあると分かりました。
たとえば、エンターテイメント系の記事なのに「RSS」とか「SEO」といったジャンルの広告が出ていたり、あらゆる記事にまったく同じ情報商材系の広告が出ていたりしました。
そこでそれらの広告のURLを、AdSense設定にある「フィルタ」に追加していくことにしました。これまでもいくつも追加していますが、今回は信頼できる企業の広告であってもマッチしていないものはフィルタに入れました。
その結果、クリックスルー率が回復してきました。ここまであからさまに回復するとは思っていませんでしたが、11月以前のレベルにまで回復しています。
基本的なところですが、クリックスルー率を保つにはまずはコンテンツマッチしていない広告をフィルタして、調整してみることが効果的なようです。
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