女性はなぜ「かわいい」を連呼するか
ある女性タレントが番組でショッピングをしている。彼女は商品を見るたびに「かわいい〜」を連呼している。番組の字幕は「カワイイ」の文字ばかり。何を見ても「かわいい〜」としか感想を言わない。どれだけ連呼すれば気がすむのだろう。
このように、何を見ても「かわいい」と表現する女性が多いように思う。
子猫がネコジャラシにじゃれていたら「かわいい」というのはわかる。しかし、ただ小さいだけのもの、ただ丸いだけのもの、ただピンク色なだけのものなどに対しても「かわいい」と使う。少し不思議だ。
なぜだろうか。
ふと、「これは『おいしい』という感覚と似た思考回路ではないだろうか?」と考えた。
美味しいものを食べたら反射的(科学的にそれが反射的なものかはわからないが)に「おいしい」と口に出す。味覚で感じた刺激が脳に伝わり、「おいしい」と判断されたから「おいしい」と表現する。
甘いものも塩味のものも辛いものも、とりあえず自分の味覚にマッチしてればそれらはすべて「おいしい」ものとなる。
それと同じことが、女性の脳内でも起きているのではないか。
つまり、ただ小さいだけのものを見た視覚の刺激が脳に伝わり、反射的に「かわいい」と感じる。美味しいものを「おいしい」と感じるように、かわいいものは「かわいい」と感じる。小さいものも丸いものもピンクのものも、とにかく自分の「かわいい」という感覚にマッチするので「かわいい」と表現する。
その「かわいい」と感じるゾーンが多彩なのだろう。
そう考えると、女性がすぐに「かわいい〜」と口に出す理由が理解できそうだ。
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