その先に目標のない資格取得ほど無意味なものはない
資格の取得には色々な動機や目的があると思うけど、資格取得自体が目標となってしまうとまったく意味をなさない。それが趣味だという人は別にして。
前の会社でも入社したら簿記3級の取得とかが必須とされていたけど、そもそもなぜ簿記を取得しなければならないのかとかそういう動機付けが弱かった気がする。そういう状態で勉強しても目的が「仕事で生かすこと」ではなく「資格を取得すること」になってしまうので、勉強方法も「資格を取るための勉強法」になってしまって、試験が終わるとかなりの確率で勉強した内容を忘れてしまう。
資格を取らないとその仕事に就けないとか、実務でどうしても必要だからとかそういう理由なら資格を取得する意味はあるのだけど、「資格を取得しました。はい、おしまい」ではその資格取得のために費やす時間や費用、さらにはその資格自体も無意味なものになる。
学校教育も同じで「算数をなぜ勉強しないといけないのか」とか「微分・積分が何に役立つのか」とかそのあたりをきっちりと教えるべき。いや、教えるより気づかせるべきか。そのためには生徒に将来の目標が必要ではないかと思う。
資格はその先に目標があるからこそ必要なのであって、その先に目標のない資格の取得は時間と労力の無駄だと思う。
# 自分の実力をはかるために資格に挑戦するのは良いことだと思う。それは知識の身につけ方が明らかに違うから。
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