楽天は注文確認メールでショップに注文者のメールアドレスを見せないようにすべき
某GIGAZINEの楽天叩きが話題になっていてこれは一体どうなるんだろねーと興味津々です。
GIGAZINEの最初の主張は「楽天市場から個人情報がスパム業者に流出か、実名の記載された迷惑メールが楽天でしか使っていないメールアドレスに届き始める」ということだったのに、その真偽を確かめる間もなく「楽天、利用者のメールアドレスを含む個人情報を「1件10円」でダウンロード販売していることが判明」という記事を書いていてなんだかな、という感じです。
「個人情報の販売」に関しては楽天側は「まったくの事実誤認」としています。
ところで楽天側に問題はないのだろうかとざっと読んでみると、ひとつ引っ掛かる点がありました。それはGIGAZINEのほうに書かれている
ほかにも、タレコミによると購入者宛に自動送信される注文確認メールが店舗にも同報送信されており、送信者は楽天市場、宛先は購入者のアドレス、CCに店舗のアドレス、といった感じになっているため、ここから顧客のメールアドレスを手作業で取り込めば無料で顧客の情報を入手することも可能ですし、メールから受注管理を行うソフトなども存在しているため、リスト化することも容易です。
という点です。自分が楽天で注文した際のメールを確認しても確かにそのようになっています。
「【楽天市場】楽天市場からのお知らせ」において確かに楽天は、
個人情報の流出の可能性を出来る限り低減させるために「商品の配送」に必要のない個人情報(メールアドレスおよびクレジットカード番号)を各店舗に提供しないサービスに切り換えます。
と発表しているのですが、注文確認メールの To と Cc の設定を見る限り、注文者(購入者)のメールアドレスはこのメールによって店舗側に提供されてしまってます。
GIGAZINEが説明しているように、楽天ショップが利用できる「R-Backoffice」というツールにおいて、楽天側はメールアドレスの非表示を実施しているようですが、実際に送信される注文確認メールにまでは気が回っていなかったのか、それとも Bcc にする必要なしと判断したのか、注文者(購入者)のメールアドレスが店舗側に見える状態になっているのは確かです。
もしかしたら、注文後に問題があった場合等のやり取りを直接おこなってほしいとかいう理由なのかもしれませんが、「商品の配送に必要のないメールアドレスは提供しない」と発表している限り、この点に関しては楽天側はきちんと対応すべきではないかと思います。
コメントを残す