2010年にAmazonのクラウドがアジアへ
最近の Amazon Web Services の新サービスにはほとんどついていけてないですが、昨日「2010年にクラウドの拠点がアジアにできる」というニュースが飛び込んできました。ようやくフロント以外の本体が。
米アマゾン・ドット・コムの子会社で「Amazon EC2」などのクラウドコンピューティングサービスを提供する米アマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)は2009年11月12日、2010年上半期にアジア市場に進出すると発表した。シンガポールにあるデータセンターでサービスを運用する。同時に日本語でのサービスも開始する見込み。
» 米アマゾンのクラウドサービスが2010年前半にアジア進出、日本語サービスも開始 – ニュース:ITpro
詳しいプレスリリースは以下にあります。
» Amazon Web Services Announces Expansion into Asia in the First Half of 2010
2010年の上半期にシンガポール、下半期にはアジアの別の地域にできるそうですが、やはり下半期の場所がどこなのかというのが気になるところです。
というのも、日本とシンガポールの距離は約 5,300 km もあるらしく、アメリカとの距離 8,200 km 比べて 35% しか短くならないようなのです。もしかしたら太平洋を横断しない影響とかあるかもしれないですが。シンガポールにできたけどやっぱ遅くね?とかだったら微妙。
あと EC2 には 1 年もしくは 3 年の料金を先払いすれば毎月のインスタンス利用料が安くなる Reserved Instances なるものがあって、これは購入時にインスタンスを立ち上げる地域を指定しないといけません。なので、もしアジア地域で Reserved Instances が使えるようになったとして、シンガポールのものを購入した後に、日本に拠点ができてしまうとやや勿体ないことになる。
ただ Reserved Instances はアジアの拠点が完全に整ってからじゃないかと思ってますが。
どちらかというと S3 のバケットをアジア地域に作れるようになるということで、 EC2 よりも S3 の利用が増える気がします。速さだけのために CloudFront を使う必要もなくなりそうだし。
いずれにしろ来年が楽しみです。
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