Googleがページの読み込み時間を考慮するようになるとブログパーツがあまり貼られなくなるかもしれない
Web担当者Forumに「Googleは平均ページ読み込み時間を順位決定に含める予定 – PubCon 2009より」という記事がありました。
解説によると、Googleが把握しているサイト全体の20パーセンタイル値(記事の編集時点では1.5秒弱)を境に、早いまたは遅いとみなされるとのこと。現時点では、この基準で「早い」とみなされる場合に評価が上がり、遅い場合でもペナルティにはならない予定だといわれている。
こうあるように、ページの読み込みが閾値より早ければ Google での評価が上がることになるかもしれないとのことです。まだ「予定」ですが、気になるのは次。
また、この場合の「ページ読み込み時間」はHTMLページ単体ではなく、画像、CSS、JavaScriptを含めた全体の読み込み完了までの時間を指すようだ。
そう、Google が考慮するかもしれないページの読み込み時間は、JavaScript や画像などを含めており、ブラウザで実際にページの表示が完了するまでの時間ということらしいのです。
そうなると、次のようなことが原因で「サイト全体の20パーセンタイル値」を下回ってしまうと、ページの読み込み時間という評価軸において評価が上がらないと考えられます。
- ブログパーツをたくさん貼っていて表示に時間がかかる
- 遠隔のサーバから画像や JavaScript を読み込んでいる
- 広告表示のための JavaScript のロードが遅い
- 画像をたくさん掲載している
- ページ埋込み型のアクセス解析のスクリプトが重い
なので、「ブログパーツをたくさん貼るのを避ける」とか「海外のサーバーにファイルを置くのを避ける」といったことが新たな SEO 対策として語られる可能性もなきにしもあらず。
もちろん検索エンジンのアルゴリズムは多数の要因がからみあったものなので、この評価軸が順位に大きな影響を与えるとは考えにくいです。
また、ページの読み込み時間を Google 自体がどこの地域で計測するのか、というのも気になります。(もしかして Google ツールバーで計測されてたりします?)
ただ、ページの表示を速くすることは各所で推奨されていることなので、検索エンジンの評価に関係なく日頃から心がけておきたいものです。自戒も込めて。
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