IE6をサポートしないならGoogle Maps APIはバージョン3を使うべし
5月に開催されたGoogle I/Oのセッションがウェブで公開されていますが、その中の「Stepping up: Porting v2 JavaScript Maps API applications to v3」というセッションでは Google Maps API をバージョン2(v2)からバージョン3(v3)へ移行する方法やメリットなどが説明されています。
個人的にバージョン3はまだ少ししか使ったことがないのですが、スライドを見てみるとすでにバージョン3は正式にJavaScript APIに昇格しており、バージョン2は3年くらいのサポートののちに廃止される予定とされています。
かと言って「これからはバージョン3を使うべきだ」というわけではなくて、たとえばバージョン3はIE6をサポートしていません。IE6がサポートされているのはバージョン2のほうで、もしGoogleマップをIE6でも問題なく表示させる必要があるのなら、バージョン2を使っておく必要があります。
しかしその必要がないのであれば、これからはバージョン3を使ったほうがよさそうです。
たとえばバージョン3はiPhoneやAndroidといったスマートフォンのブラウザをサポートしています。バージョン2はモバイルに最適化されていません。
また、バージョン2よりバージョン3のほうがJavaScriptファイルサイズが小さく、パフォーマンスも向上しています。バージョン2に実装されていた機能や新機能は次々とバージョン3に実装されており、たとえば以前までバージョン3で利用できなかったストリートビューも、現在利用できるようになっています。
個人的にはこれまでバージョン2で色々と作っていたので、バージョン3に作り替えるのはちょっと面倒なところがありますが、せっかくスライドで移行のTipsが公開されているので、時間のあるときに勉強しておこうと思います。
» The Google Maps Javascript API V3 – Google Maps JavaScript API V3 – Google Code
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