SNSにおける「友達の友達まで公開」は気休めにすぎない
mixiやFacebookのようなSNSには、情報の公開範囲として「友達の友達まで公開」という、一見すると友達を介した信頼関係により保証された緩い安全圏があります。
この「友達の友達」というつながりがプライバシー的な面でもうまく成り立つのは、自分の「友達」が誰彼構わず友達になっていない場合においてのみです。
もし「友達」の中に誰彼構わず友達申請をしていたり、承認をしていたりする人がいると、その「友達」を介した「友達の友達」という関係は、SNS上の関係を示すただの言葉にすぎないものになってしまいます。
特にFacebookはクローズドにもオープンにも使えるため、比較的このように使っている人は多いのではないかという印象があります。
また、mixiが分かりやすいと思いますが、芸能人がプロモーションに使う「公式アカウント」というものがあって、そのアカウントは大抵誰でもマイミクを承認します。
そのため芸能人アカウントと友達になると、その時点で「友達の友達」という緩い安全圏が崩れてしまいます。
(追記) と書きましたが、mixi公認のアカウントのマイミクとは、「友達の友達」にはならないようです。訂正致します。
これも要するに「誰彼構わず友達になっている」というひとつの例なので、「友達の友達まで公開」が気休めにすぎないという理由は、結局はそこに行き着きます。
そもそも「友達」がSNSでどういう人を「友達」として承認しているかなんて外から見るだけでは全く分かりません。
なのでもし「友達の友達まで公開」という設定をしているのなら、「全体に公開」か「友達まで公開」かのどちらかにしておくと、「あれ?」という事が起きなくていいのではないかと思います。
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