F.Ko-Jiの「一秒後は未来」

PHPとMongoDBで部分一致検索をやってみた

先日ドットインストールに MongoDB の基礎レッスンを追加したこともあって、最近よく MongoDB をさわるようになりました。

PHP から MongoDB を扱うには、PECL の Mongo というライブラリを使います。

<?php
$mongo = new MongoClient();
$cursor = $mongo->test->foo->find( array( 'is_new' => 1 ) );

foreach ($cursor as $doc) {
  print_r($doc);
}

これは is_new の値が 1 のデータを取得する例。PHPなので find()の取得条件を構築するには配列を使います。

同じ処理を MongoDB 自身の書き方で書くと、

$db.foo.find( { is_new: 1 } );

このようになります。find() の引数はオブジェクトです。このように本来はオブジェクトで記述する場合であっても、PHP Mongoでは配列を使うことになります。

部分一致検索をやってみた

ここでは DailyFeed の検索機能で実装した、

「feedsコレクションの title または url に、指定されたキーワードがすべて含まれているデータを取得する。」

という処理を例に、PHP Mongo での書き方を見てみます。

まず MySQL で部分一致検索をすると、

SELECT * FROM feeds WHERE
(title LIKE '%Google%' AND title LIKE '%blog%')
OR (url LIKE '%Google%' AND url LIKE '%blog%');

こんな感じのSQLになります。これはキーワードに「Google」と「blog」を指定した場合で、LIKEを使ったいわゆる文字列の部分一致検索です。

これを MongoDB の書き方に直すと、こうなります。

db.feeds.find({
  $or: [
    {
      $and: [
        { title: /Google/i },
        { title: /blog/i }
      ]
    },
    {
      $and: [
        { link: /Google/i },
        { link: /blog/i }
      ]
    }
  ]
});

部分一致検索には正規表現を使います。MySQLで大文字小文字を区別していなかったので、正規表現にも「i」フラグをつけています。

さて、これをPHPのMongoライブラリでの書き方に直すと、次のようになります。(ここではデータベース名を「test」としています。)

<?php
$mongo = new MongoClient();

$mongo->test->feeds->find(array(
  '$or' => array(
    array(
      '$and' => array(
        array( 'title' => new MongoRegex('/Google/i') ),
        array( 'title' => new MongoRegex('/blog/i') ),
      )
    ),
    array(
      '$and' => array(
        array( 'url' => new MongoRegex('/Google/i') ),
        array( 'url' => new MongoRegex('/blog/i') ),
      )
    ),
  ),
));

array多すぎw というのは置いといて、PHP Mongoで正規表現を使おうと思ったら、このように MongoRegex クラスを使う必要があります。

なお、この例はキーワードを「Google」と「blog」で固定した例なので、実際の実装ではこのキーワード指定の部分、すなわち $and の値である配列の要素が、キーワードの数だけ追加されます。

/**
 * $keywords にキーワードが配列で格納されているとして
 */
foreach ($keywords as $keyword) {
  $andConds[] = array(
    'title' => new MongoRegex('/' . preg_quote($keyword, '/') . '/i'),
  );
}

変数を利用して正規表現を組み立てることになるので、preg_quoteを使うことにも注意。

若干めんどくさい感はありますが、MongoDBはSQLで記述するよりも論理的にクエリを構築できるので、実際コードの見通しはよくなったと感じます。

とはいえ複雑なので、PHPでMongoDBを扱う際には、まず MongoDB のコンソールで正しいクエリを構築してから、PHP Mongo の書き方に書き直すという手順を踏むと、スムーズに正解に辿り着けるかなと思います。

» MongoDBの基礎 – ドットインストール

(追記: 2012-11-29) new Mongo(); は非推奨となっていたようですので、 new MongoClient(); に修正しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

著者について

fkoji

F.Ko-Ji

Webエンジニアやってます。最近は ドットインストール の開発がお仕事です。その傍ら、個人で Meity電車遅延なう梅酒.in#グラドル自画撮り部 の部室といったネットサービスを開発・運営してます。梅酒と草野球とリアル脱出ゲームが好きです。

» 詳しいプロフィールや運営サービスの一覧など