Chrome Extensionsはなる早でManifest version 2への対応が求められている
先週Googleで開発者向けに開催された「Chrome Tech Talk Night #3」に参加してきました。写真はじゃんけんでもらったChrome OSシール。
» Chrome Tech Talk Night #3 を開催します – Google Japan Developer Relations Blog
主にChrome ExtensionsとChrome Appsの今後についてのプレゼンがありましたが、大事なポイントは Manifest version 1 の拡張機能は間もなく使えなくなりますよ、ということだったかと思います。
そのスケジュールはプレゼンをおこなった Ernest さんのプレゼン資料(25ページ目)にありますが、そのまま引用すると、
- Chrome 21: No new extensions built using manifest version 1 can be uploaded to the Chrome Web Store (existing extensions will be grandfathered in).
- Chrome 23: Chrome will stop packaging manifest version 1 extensions.
- Q1 2013: Manifest version 1 items will no longer appear in search results.
- Q2 2013: Manifest version 1 items will be unpublished from the store.
- Q3 2013: Chrome will no longer run manifest version 1 items, period.
このように、Chrome 21から Manifest version 1 でつくられた拡張機能は Chrome Web Store にアップロードできなくなり、Chrome 23以降はパッケージングもできなくなります。(本記事執筆時でのChromeのバージョンは20なのでもうすぐ。)
2013年の最初には検索結果から消え、そしてストアからの配信も止まり、最終的にQ3には Chrome で Manifest version 1 の拡張機能は動かなくなるとのこと。
なので、まだ Manifest version 2 に対応していない拡張機能は、なるべく早く対応することが求められます。また、今後新しく Chorme Extensions を開発するなら Manifest version 2 で開発する必要があります。
まぁ簡単な拡張機能であれば Manifest version 2 への対応は、Manifestファイルのちょっとした書き換えと JavaScript の記述場所を変えることで対応できるのではないかと。
詳細は以下のドキュメントにありました。
» Manifest Version – Google Chrome Extensions – Google Code
Google が Manifest version 2 への移行を強く進める理由のひとつに、セキュリティの向上という理由があるようです。Google の @agektmr さんがおっしゃていたのですが、「Content Security Policy」(CSP)というのが超重要だそうです。
» An Introduction to Content Security Policy – HTML5 Rocks (この html5rocks.com というサイトは Google の人たちで運営してるそうな)
そういえば以前調べたときにCSPの文字は目にしたけども、ちょっと難しそうだったので読み飛ばした記憶が。。
ドットインストールでも拡張機能の作り方を解説していますが、Manifest version 2 にはまだ対応していないので、なるべく早く対応させたいなと思いますし、そのためにも CSP は読んでおこうと思います。
» Google Chrome — Google Developers
» Google Chrome Extensions – Google Code
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