野菜スープを食べたくなるミステリー小説『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん』
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面白かったです。ミステリー小説はたまに読むものの、表紙がこの手の本はあまり読まなかったのですが、帯の「読書メーターで反響多数!」っていう謳い文句につられました。
「謎解き」といってもリアル脱出ゲームみたいな謎解きじゃないですよ。麻野さんという物語の舞台のスープ屋「しずく」のシェフが、お客さんの悩みなどを鋭く見抜いて優しく解決するというソフトなミステリーです。シェフのイメージは表紙の絵にあるような若い男性らしいのですが、読んでるとどうしてもリリー・フランキーみたいな風貌を想像してしまいました。
内容は5話で構成されていて、1話ごとに完結しつつ連作になっているので全体を通してきちんとしたストーリーができてます。最後の第5話で色々な真相が明らかになるのですが、すっかりだまされてしまいました。しかし何よりお話の中に出てくるスープが美味しそうで、読んだら必ず野菜スープを食べたくなります。おなかがすいてる時に読んではいけない(笑)。こんなスープを出してくれるお店どこかにないかなぁ。
続編も一緒に買ったので、近々読みます。
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) (友井 羊)
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん ~今日を迎えるためのポタージュ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) (友井 羊)
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