子供に「静かにしなさい」と注意してはダメ
自分は口数が少ないほうだ。
その理由を自分なりに考えてみたことがあって、二つの理由が考えられた。ひとつは「人見知りな性格である」ということ。そしてもうひとつは、
先生がよく「静かにしなさい」と注意するのを見ていた
ということだ。もちろん自分ではなく周りが注意されているのだが。
授業中や全校集会などで私語をしている生徒に対して、先生が「うるさい!」とか「静かに!」と怒ることはよくあることだ。そして、自分は怒られることが大嫌いだった。
怒られないようにするにはどうすればいいか。答えは簡単で、「しゃべらないようにすること」である。
「しゃべったら怒られる。だったら常にしゃべらなければ怒られないんだ」
子供ながらにそのように考えて自分はしゃべらないようにしていたのだけど、それが逆に子供時代の脳に刷り込まれて、基本的に口数の少ない人間になったのではないかと推測している。
つまり、「静かにしなさい」という注意の仕方は、子供をしゃべらない性格にしてしまう恐れがあるのだ。
では先生はどのように注意すればいいのか。それは、
「聞いてください」
である。「聞いてください」と注意すれば、
- 子供は「どのようにすればきちんと聞けるか」を考え、
- 「自分がしゃべっていると相手の話が聞こえない」と気づき、
- 「相手の話を聞くときはしゃべらない」という習慣が身につく
という学習ができるのだ。「静かにしなさい」だけでは、しゃべらなくなっても話を聞いてくれるようになるとは限らないし、「しゃべることは良くないこと」だと刷り込まれる可能性がある。
そのような理由で、子供に「静かにしないさい」と注意するのはダメだと思う。
なんか私が考えていた事とまったく同じなんですが(笑)。
ちなみに自分も口数が少ないほうです。
>> 釣られ人さん
コメントありがとうございます。
こんな考えするのは自分くらいか?と思っていたので、
共感してもらえる方がいてびっくりです。
初めまして。
疑問なのですが、まず対象となる生徒の年齢は?
小学校の低学年に対しては、一握りの生徒にしか通じないと推察されます。
高学年であっても、一部の生徒はそういった論理的思考を持ち合わせてはいないでしょう。自分で考えるのではなく、他の生徒に指摘されるケースの方が多いのでは?
何故『聞いて下さい』とへりくだるのですか?
先生が上であり、生徒が生徒が下である。
躾のできない仲良し親子の典型では?
私見からすれば、この提案はあり得ないの一言です。
コメントありがとうございます。
私が主張したかったのは、
「すでに静かにしている生徒の前で怒鳴らないでね」
という点だけで、もちろん本文に書いたことが
すべての子供に対して通用するとは思っていません。
初めまして。
たしかに!と思ったので、思わずコメントいたします。
使役とお願い(?)だと問題がごちゃ混ぜになりそう。。思いました。
だから、
「静かにしなさい」
に対しては、
「聞きなさい」
かなぁかと。
或いは、
「静かにしてください」
に対して、
「聞いてください」
など?
躾や上下関係に関しては何とも言えませんが、これで同じ土俵じゃないかと。
ちなみに僕も口数少ないです。
僕の小学校の頃に、出会った教師の中に、
「一度しか言わんからなぁー」
「よく聞きやぁー」
「静かにせんと聞こえんぞぉー」
と、よく言う方がいました。
もしかしたら、この教師も注意の仕方を考えた上での発言だったのかも知れないと思うと、今更ながら感慨深いものがあります
>>通りすがりさん
なるほど、確かに「聞きなさい」のほうが対応してそうです。
子供に対する注意については、同じ土俵に立つべきという
意見と、教師は上から言わないと子供は聞かないとうい意見が
あって興味深いです。