F.Ko-Jiの「一秒後は未来」

「もろみの見た夢」とASAHI SHOCHU LAB(焼酎ラボ)の取り組み

企業のラボブームはアサヒビールにまで波及しているようです。

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このSHOCHU LAB(焼酎ラボ)では、新商品の焼酎をインターネットのみで販売し、会員となったユーザの意見を聞きつつ新たな焼酎の開発につなげるという試みをおこなっています。

そんなSHOCHU LABと、ラボの商品第一弾となった「もろみの見た夢」という焼酎の開発秘話が、「ASAHI SHOCHU LAB」ブロガーミーティング(アサヒビール、アジャイルメディア・ネットワーク主催)にて披露されました。

※ 今回のイベントはブロガー以外にSHOCHU LABに登録している会員の方々も招待されていました。

普段は梅酒しか飲まない私ですが、「開発したばかりの焼酎をインターネットのみで限定販売する」という珍しい取り組みに興味を持って参加してきました。

普通の焼酎と「もろみの見た夢」の違いとは

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ラボ第一弾の焼酎「もろみの見た夢」と一般の焼酎との違いは、その製造工程にあるそうです。詳しくは商品紹介のページで見ることができますが、

  • 通常の焼酎は、アルコール醗酵させたらすぐに蒸留する
  • 「もろみの見た夢」は、アルコール醗酵のあと樽に詰めて3ヶ月寝かせてから蒸留する

という違いです。この違いが、これまでにない焼酎の風味とコクを生み出したのだそうです。

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この「もろみの見た夢」を開発した松木理恵さん(個人的に名前に反応してしまった)は、学生時代からかれこれ10年くらいお酒の研究をしているそうで、今回の新商品にもかなり思い入れがあるようでした。

※ 写真や動画をご覧になりたい方は、「Geekなぺーじ : 焼酎酵母研究開発者魂」や「[を] ASAHI SHOCHU LAB・ブロガーミーティングに行ってきました」あたりをご覧ください。

質疑応答

今回のミーティングでは質疑応答がかなり活発におこなわれていました。すべてではありませんが、メモしておいた内容を書いておきます。

Q. ビールの市場規模ってどれくらい?
A. 3兆円を超えている。ちなみに書籍全体をあわせても3兆円を超えない。

Q. 会員登録の年齢制限はどうやってるの?
A. 会員登録時の生年月日登録のみ。

Q. 酵母は増え続けないの?
A. 増え続けない。酵母がエサを奪い合ってストレスがたまって活動を停止するということらしい。

Q. アイテム提案会(研究開発した焼酎の発表会)にはどのくらい出品されるの?
A. 1年に2回開催されて、延べ30点くらい出品される。

Q. 研究開発は同時進行?いくつくらい?
A. だいたい3〜4個の開発が並行している。(松木さんの場合)

Q. 焼酎を寝かせる樽の材質は?
A. オーク樽。

Q. ウィスキーでは樽の内側を焼くけど「もろみの見た夢」の場合は?
A. 新樽なので軽く樽の裏を焼いた。

Q. そもそもなぜ蒸留前に長く置くことにしたの?
A. 味の差別化をはかって色々と試した結果こうなった。

感想

初めは「インターネット限定販売」に関心を持って参加したわけですが、開発者の思い入れというものが伝わってきて「焼酎」というものを飲み比べてみたくなりました。今回のイベントは、開発者の顔が見えることでイメージアップにつながる良い例になったのではないでしょうか。

この「もろみの見た夢」は、SHOCHU LABのサイトにて2400本限定で販売されているそうで、予約の段階ですでに3分の1近くの注文があったとのことです。興味のある方はぜひSHOCHU LABのサイトへ登録してみてください。

おっと書き忘れるところでしたが、この「もろみの見た夢」はホワイトチョコレートと相性がぴったりだそうですよ。

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著者について

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F.Ko-Ji

Webエンジニアやってます。最近は ドットインストール の開発がお仕事です。その傍ら、個人で Meity電車遅延なう梅酒.in#グラドル自画撮り部 の部室といったネットサービスを開発・運営してます。梅酒と草野球とリアル脱出ゲームが好きです。

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