「ハイビジョンサウンド会議 sponsored by NIRO」をきっかけにサラウンドをかじってみる
先週木曜日、百式のブロガー向けイベント「ハイビジョンサウンド会議」に参加してきました。
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実のところ私は「サラウンド」に特に興味を持っていませんでした。なので「5.1chって何?」というレベルです。そんな感じで基礎知識がなかったため、このイベントで実際に NIRO の開発した「Q:」という製品の音を聴いても、どこがすごいのか正直わかりませんでした。
サラウンドについての基礎
というわけで、家に帰ってまずは「サラウンド」について調べてみました。
サラウンド(Surround)はサラウンド・サウンド(Surround sound)の略で、音声の記録再生方法のひとつ。モノラル(単チャンネル)、ステレオ(2チャンネル)音声よりも多くのチャンネル(3チャンネル以上)を有する。
(via サラウンド – Wikipedia)
ふむ。ステレオより多くの音声情報を記録しているわけですね。でも、人間の耳は2個しかありません。ステレオで十分な気がします。なぜ2チャンネル以上が必要なのでしょうか。
色々と調べてみると、どうもポイントは「臨場感」にあるようです。音は左と右からだけでなく、前後、上下、斜めからやってきます。すなわち自分の頭を中心に、あらゆる方向からやってきます。その音を再現するには左右だけのステレオでは足りない、ということになります。
では 5.1ch とはどういうものなのか。それは5.1chのスピーカーの配置の仕方でわかります。
↑ おそらく一時代昔の5.1chスピーカー設置方法。(サブウーファーはここでいいのかな?)
このようにスピーカーを設置すると、見てる人の後方にある二つのリアスピーカー(サラウンドスピーカー)から「後ろから聞こえる音」をある程度再現できることになります。この「後ろから聞こえる音」を再現できるかどうかがポイントなのかなと思います。
後ろのスピーカーが不要なフロントサラウンドシステム
このように5.1chサラウンドの臨場感を実現するためにはスピーカーがいくつも必要というのが以前は主流だったようですが、最近は前方のスピーカーのみで実現する「フロントサラウンドシステム」というものがあるようです。
↑ 同じくNIROの製品である「NIRO 1000 SYSTEM」。フロントスピーカーとサブウーファーで5.1chサラウンドを実現します。
「前方に置いたスピーカーのみで後ろからの音も再現する」というのが不思議でならないのですが、難しそうな技術が使われているようなのでここでは説明は割愛。
さて、NIROの「Q:」も「フロントサラウンドシステム」のひとつなのですが、これまでのフロントサラウンドシステムとは違います。
NIROの「Q:」はどこが違うのか
NIROの中道社長の説明によると、Q:には大きく以下の4つの特徴があるそうです。
- 前に設置していても後ろから聞こえる
- 今まで不可能だった上下のサラウンド感
- どこにいても聞こえる
- 狭い部屋でもOK
これらの特徴を、フロントスピーカーは上下に設置することで実現しています。これが従来のフロントサラウンドスピーカーとの大きな違いです。
↑ テレビの上に設置するトップスピーカー。こちらがリアサラウンド用です。
↑ テレビの下に設置するベーススピーカー(右)とサブウーファー(左)。ベーススピーカーがフロントサラウンド用です。
スピーカーを上下に分けることで、お互いの音が干渉しにくくなり、より立体感・臨場感のあるサラウンドを実現できるようになったとのことです。
確かにすごいかもしれない
このように、スピーカーをたくさん設置する5.1chサラウンドと従来のフロントサラウンドについて調べたら、確かに Q: はすごいかもしれない、と思いました。職人のこだわりのようなものを感じます。が、やはり実際に自分でじっくり使ってみないとわかりません。
今回のハイビジョンサウンド会議では、希望者に対して2週間モニター体験ができる(記事を書くことでモニタープログラム終了後に特別価格で購入することができる)モニタープログラムがついています。
というわけで、モニターに申し込んでみました。レポートはまた後日。
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