ブログをMovable Typeへ移行する
livedoor BlogからMovable Typeへ全エントリーを移行しました。色々と苦労した部分もあったので、参考のために書いておきます。
● エクスポート
まず、livedoor Blogでは有料プランに申し込めば「インポート/エクスポート」機能が使えます。そこで「エクスポートの作成」ボタンを押してしばらく待ちます。私の場合エントリーが300件以上あったので、10分以上はかかりました。生成されるファイル名はbackup.txtです。ファイルが生成され次第、「ファイルのダウンロード」ができます。なお、一度backup.txtを生成させたことがある場合は、FTP接続をしてbackup.txtファイルを削除してから、エクスポートの作成をするといいでしょう。(以前のファイルを残しておくと、エクスポートがいつ完了したか分からないため。)
● Movable Type 3.2のセットアップ
ロリポップ!の場合は、解説があるのでその通りに進めていけば大丈夫です。ただ、後ですべてのエントリーを再構築する際に、Movable Type3.2でBerkeley DBを使うようにしていると、メモリ消費量の増加によりCGIが内部エラーを起こしてしまいます(ロリポップの場合?)。ですので、以下のサイトを参考に、SQLiteを使うように設定することをオススメします。
[参考]
Movable Type 3.2のSQLite移行方法
● インポート
まず、MovableTypeの使用文字コードを確認してください。デフォルトではUTF-8になっていると思います。一方livedoor Blogの文字コードはEUC-JPなので、どちらかに合わせる必要があります。秀丸を持っているなら、backup.txtをUTF-8で保存し直すのが簡単かも。
また、インポートするファイルサイズが大きすぎると、実行に時間がかかっていつまでたっても完了しない可能性があります。そういう場合は、backup.txtを5000行ずつくらいに分けて、数回に分けてインポートするといいです。ファイルを開けば、どこからどこまでが一つのエントリーを表しているか分かると思います。
FTPを使って、Movable Typeのファイルを置いているディレクトリ内に、imporという名前のフォルダを作成します。エクスポートしたファイル(backup.txt)を、そのimportフォルダに置きます。ブログの管理画面の「ユーティリティ」→「読み込み/書き出し」を選択してインポートします。一度インポートしたファイルは、importフォルダから削除するようにしてください。
● パーマリンクの変更
Movable Type3.2では、エントリーのタイトルから自動的にファイル名が生成されるため、デフォルトの設定のままでは、高い確率で同一のパーマリンクが複数存在することになります。そのため、ファイル名をカスタマイズしなければなりません。ファイル名のカスタマイズは、「環境設定」→「設定」→「公開」と選択し、その「公開の設定」の中にある、「アーカイブ・マッピング」で行ないます。ここでエントリー・アーカイブの出力フォーマットを投稿日時などにカスタマイズすることで、パーマリンクの重複を回避することができます。フォーマットに関しては、以下のサイトを参照してください。あとは、サイトの再構築をすればOKです。
[参考]
Movable Type: アーカイブ・マッピングの変更方法
● テンプレートのカスタマイズ
MovableTypeは、テンプレートのカスタマイズができてなんぼです。カテゴリごとのエントリー数の表示やブログのサイド・メニューのモジュール化、RSSに表示する本文の文字数の指定など色々できます。
モジュール化はPHPを使う方法と、テンプレートを使う方法があるようです。テンプレート化してインクルードするほうが簡単です。「環境設定」→「テンプレート」→「モジュール」にて新しいモジュール・テンプレートを作成します。そのモジュールをインクルードする場合は、<$MTInclude module=”モジュール・テンプレート名”$>というタグをインクルードするほうのテンプレートに書くだけです。(なお、PHPでモジュール化するほうが、再構築などが高速化されるらしいです。)
RSSやAtomの本文文字数の指定は、RSS 2.0やAtomのテンプレート内にある<$MTEntryBody$>に<$MTEntryBody words=”400″$>というように属性(この場合は全角400文字)を追加するだけです。
こんな感じで、ドメイン取得からMovable Tpyeへの移行まで3日くらいかかりました。ふぅ。
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