F.Ko-Jiの「一秒後は未来」

若手に「社内うつ」が急増しているという話

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20~30代で急増する「社内うつ」(1) (日経BP社)

「社内うつ」というのは、通常の「うつ」とは違うものだそうです。早稲田大学の小杉教授はこう言っています。

確かに職場では意欲や集中力が低下するが、職場を出れば元気になるし、住んでいる地域では町内会の世話役なども熱心にこなしている。つまり、これは適応障害なんですね。そこで、私はうつ病と区別するために、これを“社内うつ”と命名したんです

そして、この「社内うつ」は若いサラリーマンに急増しているとのこと。実際、大企業で働いている人なら、「うちでもそうだ。若手に多いねぇ。ていうかもう常識でしょ。」と思うかもしれません。私の前の職場でも若手社員の長期休暇が目立っていました。また、某外資系企業で働く友達の話を聞いても、「あー、結構辞める人多いよねー」と言っています。若手の多くが苦しんでいるわけではなく、苦しんでいる人の多くが若手であるということがポイントです。

さらに以下のようなデータも載っていました。どのような原因で、「社内うつ」に陥るかというデータです。

「社内うつ」に関する出来事リスト
1. 仕事で失敗した
2. 部下とのトラブルがあった
3. 同僚とのトラブルがあった
4. 上司とのトラブルがあった
5. 仕事の内容が変わった
6. 仕事のやり方が変わった
7. 職場の物理的環境が変化した
8. 所属部署が細分化した
9. 同僚が昇進した
10. 所属部署の体制が変わった
11. 所属部署の人員が減った
12. 所属部署が統合された
13. グループ編成が変わった
14. 所属部署が引越しした

(出典:小杉正太郎・川上真史共著『仕事中だけ「うつ」になる人たち』日経新聞社刊 より)

人間関係の問題と、職場環境の問題という大きな二つの問題があるようです。部署の体制が変わったり、引越したりというのも、人によっては大きな影響を受けるのです。部署の体制というのは、上の人だけで決められてしまいます。なぜ統合するのかとか、なぜ引越すのかということは、下の社員の人には全く知らされないということがあります。統合したおかげで、それまでと違う仕事をしなければならなくなったということも、よくあるでしょう。

上の人には、社員一人ひとりを考えた経営をしてもらいたいものです。

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著者について

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F.Ko-Ji

Webエンジニアやってます。最近は ドットインストール の開発がお仕事です。その傍ら、個人で Meity電車遅延なう梅酒.in#グラドル自画撮り部 の部室といったネットサービスを開発・運営してます。梅酒と草野球とリアル脱出ゲームが好きです。

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