若手に「社内うつ」が急増しているという話
この記事ではアフィリエイト広告を利用しています。
「社内うつ」というのは、通常の「うつ」とは違うものだそうです。早稲田大学の小杉教授はこう言っています。
確かに職場では意欲や集中力が低下するが、職場を出れば元気になるし、住んでいる地域では町内会の世話役なども熱心にこなしている。つまり、これは適応障害なんですね。そこで、私はうつ病と区別するために、これを“社内うつ”と命名したんです
そして、この「社内うつ」は若いサラリーマンに急増しているとのこと。実際、大企業で働いている人なら、「うちでもそうだ。若手に多いねぇ。ていうかもう常識でしょ。」と思うかもしれません。私の前の職場でも若手社員の長期休暇が目立っていました。また、某外資系企業で働く友達の話を聞いても、「あー、結構辞める人多いよねー」と言っています。若手の多くが苦しんでいるわけではなく、苦しんでいる人の多くが若手であるということがポイントです。
さらに以下のようなデータも載っていました。どのような原因で、「社内うつ」に陥るかというデータです。
「社内うつ」に関する出来事リスト
1. 仕事で失敗した
2. 部下とのトラブルがあった
3. 同僚とのトラブルがあった
4. 上司とのトラブルがあった
5. 仕事の内容が変わった
6. 仕事のやり方が変わった
7. 職場の物理的環境が変化した
8. 所属部署が細分化した
9. 同僚が昇進した
10. 所属部署の体制が変わった
11. 所属部署の人員が減った
12. 所属部署が統合された
13. グループ編成が変わった
14. 所属部署が引越しした
1. 仕事で失敗した
2. 部下とのトラブルがあった
3. 同僚とのトラブルがあった
4. 上司とのトラブルがあった
5. 仕事の内容が変わった
6. 仕事のやり方が変わった
7. 職場の物理的環境が変化した
8. 所属部署が細分化した
9. 同僚が昇進した
10. 所属部署の体制が変わった
11. 所属部署の人員が減った
12. 所属部署が統合された
13. グループ編成が変わった
14. 所属部署が引越しした
(出典:小杉正太郎・川上真史共著『仕事中だけ「うつ」になる人たち』日経新聞社刊 より)
人間関係の問題と、職場環境の問題という大きな二つの問題があるようです。部署の体制が変わったり、引越したりというのも、人によっては大きな影響を受けるのです。部署の体制というのは、上の人だけで決められてしまいます。なぜ統合するのかとか、なぜ引越すのかということは、下の社員の人には全く知らされないということがあります。統合したおかげで、それまでと違う仕事をしなければならなくなったということも、よくあるでしょう。
上の人には、社員一人ひとりを考えた経営をしてもらいたいものです。
コメントを残す