RSSの起爆剤はIE7よりmixi
IE7がRSSリーダー機能を搭載したことで、フィードを配信するサイトはますます増えてくるだろう。だからと言って、IE7のRSSリーダー機能が多くの人に使われるという理由にはならない。
それよりもmixiだ。mixiがRSSリーダーをmixiの中で提供すれば、確実にRSSリーダーを使う人が増える。mixiの日記やコミュニティの書き込みを、RSSリーダーのように一元的に閲覧できるインタフェースがあれば便利だ。
暇なときは一日中mixiをチェックしているという人も少なくないはずだから、そこに色々なブログの更新情報(フィード)も取り込めますよということになると、確実にRSSへの認知度が高まり起爆剤になる。
mixiの中の情報をRSSにして外部に出すことはふさわしくない。サーバー型のRSSリーダーに取り込まれると全員に共有されてしまうためだ。クローズドなサービスである限り、mixiの中にRSSリーダーを作る必要がある。
ケータイ世代はどのくらいケータイでブログを購読しているだろうか。RSSリーダーはストレスなくサクサク読めることが重要で、そう考えると携帯の通信速度はRSSリーダーにふさわしくない。しかし、ケータイ世代がケータイでブログを読んでいるのなら、mixiモバイルにそういう機能があってもいいと思う。
mixiにとってのメリットは、外部のRSSリーダーへ流れているトラフィックを取り込めるということと、広告枠が増えるということ、ユーザのmixi滞在時間をより長くすることができるということだろう。
まあこういう話は他のアプリケーションにもあてはまる話だ。ウェブメールとかソーシャル・ブックマークとか。競合企業にとっては嬉しくない。だが、RSSリーダーの搭載はRSSの普及につながるので、一部のRSS屋にとっては嬉しい話なのだ。
コメントを残す