ケータイユーザー5原則を学ぶための「誰も知らなかったケータイ世代」
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この本では、若者を攻略するための「ケータイユーザー5原則」を学べればそれでよい。
その5原則とは、
- 若者は、ケータイでいつでもつながっていたい!
- 若者は、ケータイで何人もの役割を演じたい!
- 若者は、ケータイで稼ぎたい!
- 若者は、ケータイで秘密を持ちたい!
- 若者は、ケータイで自己主張したい!
というもの。一見すると若者でなくてもケータイでなくてもあてはまりそうな5つであるが、これらが見事にモバイルの人気サービスにハマっている。ケータイのアフィリエイトの若者がホントに群がっているのかは疑問に思ったが、それ以外はまぁ確かにそうかもと思う内容だった。
また、「これからは映像コンテンツが流行る」とか「接触時間を延ばすことが大切」とか、本書で著者が述べているポイントが「ニコニコ動画」のヒットの要素になっているところも興味深い。
本書の内容についてはもちろんすべてに納得できたわけではなく、ツッコミどころもいくつかあった。しいて一つだけ挙げるなら、着うたサービスについて、
初めサービス提供側は、サビ部分の1ヵ所しか切り出せる箇所を設定しなかった。
ところが、その後1曲から3ヵ所切り出せるサービスが登場すると、後者が圧倒的に売り上げを伸ばしたのだ。
という事例に対し、
支持されたのは、ケータイ世代の若者が“みんなと同じ”は嫌だからだ。同じでは自分らしさを主張することにはならない。人気のある曲ならなおさら、誰かと着信音がかぶることが嫌なのだ。
と考察している点。これは違う。
ヒット曲であればあるほど「サビよりもイントロやAメロのほうが好き」ということが多々あるからだ、と私は思う。たとえば、Mr.Children の Tommorow never knows のあのイントロを思い出せば分かるだろう。
そんな感じでツッコミどころに目をつぶれば、まぁいいかなという一冊。
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