無意識のインタフェース
Firefoxで「/」(スラッシュキー)を押すと、「クイック検索」が起動する。
GmailやGoogle Readerでスラッシュキーを押すと、検索用のテキストボックスにカーソルが移動する。
スラッシュキーは、viやvimなどのエディタで検索用コマンドに割り当てられているキーである。コマンドが多く割り当てられているエディタを使うプログラマは、他のアプリケーションを使っているときにも無意識にそれらのキーを入力してしまうことが多い。
文字を入力したあとに、ついついEscキーを押すとか。
もちろんFirefoxやGmailを開発しているエンジニアに、「スラッシュ = 検索」という常識があるためにこのショートカットキーが用意されていると考えるのが自然。しかし、逆に考えると、ユーザが無意識に押してしまうキーにショートカットキーを割り当てているとも言える。
ユーザビリティのよいインタフェースとは、ユーザが無意識に操作しても間違うことのないインタフェースだと思う。
あなたはユーザが無意識に起こす行動をじっくり観察する必要がある。
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