有料リンクは普通の人には“あまり”関係ない
有料リンクは普通の人にはあまり関係のない話題のようだ。
※ 有料リンク & Google PageRank減点ペナルティを巡るFAQ:渡辺隆広のサーチエンジン情報館 – CNET Japanを読んで若干修正。
どういう業界にとってリンクバイイングが必要なのかというと、それはおよそ次のようなもの。
- 転職情報
- 引っ越し
- 美容整形・審美歯科
- 探偵・興信所
- サラ金・消費者金融・クレジット・ローン
- 保険
- 不動産販売・仲介
「これらのサイトは被リンクを集めにくい」ゆえに「リンクを購入する」のだそうだ。そう言われれば「確かにやむをえないかも」と思える。そして、これらの業界で知られている企業は所詮検索エンジンの上位30件にすぎないので、私たちの生活にたいして影響はない。もちろんお金持ちの企業が有料優良サイトとは限らないが。
ちなみに、この記事は「有料リンクは是か非か?黒にんにくネットとアイオイクス社とGMO」に対して書かれた記事。この記事では「アクセスカウンタツールの画像の一部に無関係なサイトへのリンクが入ってますよ」という話が書かれている。
さて、個人的に気になるのは「有料リンクを販売したサイト側にペナルティが課される」という話だ。販売サイトの定義はどのようなものだろうか。有料リンクが仕込まれた無料ツールを配布しているサイトなのか、そのツールを利用しているサイトなのか、そのサービスの黒幕的サイトなのか。
これも色々考えてみると普通の人には関係のない話かなと思う。
アクセスカウンタの画像の一部に無関係なサイトへのリンクが仕込まれているとする。それを知らずにあなたがそのツールを自分のサイトに導入したとしよう。検索エンジンはあなたのサイトにペナルティを課すだろうか?
その答えはおそらくNo。もしそのリンクが有料リンクだとすれば、そのページのそのリンクの評価のみを下げれば済む話だからだ。そうしなければ検索エンジンとしても困る。
※ (追記) 有料リンク & Google PageRank減点ペナルティを巡るFAQ:渡辺隆広のサーチエンジン情報館 – CNET Japanによると、この手のリンクは「隠しリンク」になるとのこと。ということは「スパム」に該当するため隠しリンクを貼ったサイトはGoogleから消えてもおかしくないことになる。有料リンクは確かに普通の人には関係ないが、隠しリンクは大いに関係ある。
グーグル、SEO"有料リンク"対策に新ポリシー – 販売サイト側へのペナルティ発動へ:渡辺隆広のサーチエンジン情報館 – CNET Japanでも次のように述べられている。
これまでGoogleが行っていた対応策は次の通りだ。
1. 有料リンクがリンク先に渡すスコアを無効にする
2. 販売したリンクは nofollow 属性を追加するよう要請
つまり、有料リンクの仕込まれたそれらのアクセスカウンタのリンクはすでに「無効」とされている可能性がある。「link:」で検索して表示されるすべてのリンクが必ずしも有効ではないことは『バックリンクで表示される全てのリンクがPageRank / レピュテーションに貢献しているわけではない』 – Google Matt Cutts氏 :: SEM Rなどにあるように以前から知られている。
そんなわけで有料リンクなんて気にしなくてよい。覚えておくべきことは、最初に引用した業界のサイトを検索するときは、検索結果はお金で操作されているんだと知っておくことだろう。
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