AdSenseの溶け込みすぎは本当に良くないか?
10日ほど前に「Webマーケティング最前線 » アドセンス広告がとけ込み過ぎていませんか?」という気になる記事を読みました。
AdSense広告の色を選ぶとき、背景やリンクの色をそのサイトの背景色やリンク色と同じものにする、というのが常套手段として知られています。こうすることで、広告が自然とサイトに馴染むためです。
しかし、冒頭の記事では次のような事例が紹介されていました。
しかし去年あたりから傾向が見られるのですが、サイト管理者が広告をとけ込ませようと努力しすぎ、本当にとけ込んでしまっているケースが見受けられます。サイトと広告がマッチしすぎてしまい、広告が少しも目立たず、気にも留められない存在になり見逃される結果となっています。
情報元はJensenseというブログの「Are your AdSense ads too blended? | JenSense」という記事です。
ということで、本当に溶け込み過ぎはだめなのか実際に調べてみました。
調査方法
実験の対象としたのは各エントリーページのタイトル直下に置いてある広告です。そこに通常のサイトに溶け込んだ色の広告と、URL又はタイトルのみ目立つ色にした広告の2つを、PHPでランダムに選択して表示させます。
これを3月26日から4月6日まで続けました。
調査結果
具体的な数値を公表することはできないので結果だけですが、この期間でクリックスルー率が高かったのは「サイトに溶け込んだ色」のほうでした。収益はクリックされた広告によるので比較できませんが、クリックスルー率に関しては明らかに差が出ました。
とはいえ、サイトのデザインや実験に利用した色によって結果は変わってくると思うので、実験結果の一つとして参考程度に。
今回は目立たせる色として赤系統の色を使ってみたので、他の色を使ってもう少し試してみたいと思います。
P.S. ちなみに以前「タイトルから本文へ矢印画像をCSSで置く」という実験をしていましたが、明らかにクリックされなくなったので早急に取りやめました。。
実際の検証ありがとうございます!
大変参考になりました。
アドセンスの色をサイトの色合いに合わせるのは相変わらず基本だと思っています。
じっくり「読ませる」タイプのサイトは溶け込んでいる方がクリック率が高く、MFA(アドセンス用サイト)ではある程度目立たせることでクリック率が上がったりするようです。
>> 鈴木さま
こちらこそいつも有用な情報、参考にさせていただいております!
なるほど、やはりそういうMFAかどうかといった前提があるのですね。ありがとうございます。