3D映画は普及する? - Panasonic『Full HD 3Dプラズマシアター』体験ブロガーイベント
昨日、パナソニック社主催の「Panasonic『Full HD 3Dプラズマシアター』体験ブロガーイベント」に参加してきました。
テーマパークや博覧会のパビリオンなどでメガネをかけて3D映像を見たことがある人も多いと思いますが、今回体験したのはそんな感じの3D映像をフルHDで実現するという技術。なにやらこれまでの3D技術では画質の劣化が避けられなかったらしいです。
↑ こんな感じのメガネを使います。
↑ メガネをはずすと映像はこんな風に「左目用」と「右目用」がかぶって見えます。
↑ その映像をメガネの左目から見るとこうなる。
仕組みとしては、左目用と右目用の映像フレームを交互に映し、その映像とあわせて高速にメガネのシャッターを切り替えるというもの。そのため左目には左目用の映像、右目には右目用の映像しか見えない仕組みになっています。(詳しくは「Panasonic 3D」とかで検索)
実際にアニメと実写(北京五輪)の3D映像を見たのですが、実写のほうは綺麗だけど現実離れしているなぁと感じました。
人間の目は普段から実世界を3Dとして見ているのですが、焦点のあった場所がクッキリ見えて、それ以外はぼやけるというのが普通。しかし3D映像では、焦点をあわせているのはカメラのほうなので、映像で焦点があってない箇所に視線を映してもそこはずっとぼやけたまま。それなのに全体は3Dで見えているので、そこが現実離れしてしまう原因なのかなぁと。
また、3D映像を見るには現在では専用メガネが必須。もしこれを家庭に持ち込むとすると家族の人数分のメガネが必要になるし、友だちや親戚を呼んで鑑賞会とかもメガネ必須だと人数制限あるよなぁと思いました。
北米ではすでに3D映画を上映できるスクリーンが2,000くらいあるらしく、しかも3D映画の売り上げは通常の3、4倍あるとか。3D映画は料金が高く、しかも入場者数も多いのだそうです。
2009年7月18日現在、日本でも「ワーナー・マイカル・シネマズの一部」や「新宿バルト9」をはじめとする映画館で、3D映画(モンスター VS エイリアン)を見ることができるようです。ただし映画は吹き替え。さすがに3Dで字幕を読むのは厳しいか。
「「3D新時代」が到来 ハリウッド映画の完成度と2つの映像技術 デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS」などを読むと3Dのハリウッド映画は増えつつあるようです。個人的には映画は2Dのほうが落ち着いて見れていいんじゃないかなぁと思うのですが、今後3D映画が普及するかどうか、それが一般家庭にもやってくるかどうか、今後の動向を見守って行きたいと思います。
# 最後にイベントの感想を。最初ショールームみたいなところをぐるっと見学したのですが、写真NGなので記事にもしづらく、確かにすごいんだけどそれ以上を感じるのが難しかった。それからプレゼンおよび質疑で比較的難しい専門用語が飛び交っていたなぁという印象。個人的にはちょっとレベルが高いなと感じました。
# 参加者のイベントレポートは「Panasonic『3D Full HD プラズマシアター』体験ブロガーイベント イベントレポート」にて見ることができます。
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