F.Ko-Jiの「一秒後は未来」

YouTube APIがよりシンプルなJSON-Cフォーマットの提供を開始

YouTube APIのレスポンスに新しくJSON-Cというフォーマットが追加されたようです。

» YouTube API Blog: A New Format for JSON Results
» YouTube Updates API and Introduces New JSON-C Format

「JSON-Cというフォーマット」と書くと語弊があるかもしれませんが、レスポンス自体はJSONフォーマットで、そのJSONに含まれるプロパティが従来のものよりシンプルになっているというだけです。

リファレンスのAppendix A – Comparing JSON and JSON-C feedsにあるように、たとえば従来のAtom、JSON形式で以下のようなレスポンスが返ってきていたものが、

Atom (XML):
<category scheme='http://gdata.youtube.com/schemas/2007/categories.cat'
  term='Sports' label='Sports'/>
<category scheme='http://gdata.youtube.com/schemas/2007/keywords.cat' term='dog'/>
<category scheme='http://gdata.youtube.com/schemas/2007/keywords.cat' term='catch'/>
<category scheme='http://gdata.youtube.com/schemas/2007/keywords.cat' term='frisbee'/>
...
<media:group>
  <media:category label='Sports'
    scheme='http://gdata.youtube.com/schemas/2007/categories.cat'>Sports</media:category>
  <media:keywords>dog, catch, frisbee</media:keywords>
  ...
<media:group>

JSON:
"category":[
  {"scheme":"http://gdata.youtube.com/schemas/2007/categories.cat",
   "term":"Sports", "label":"Sports"},
  {"scheme":"http://gdata.youtube.com/schemas/2007/keywords.cat", "term":"dog"},
  {"scheme":"http://gdata.youtube.com/schemas/2007/keywords.cat", "term":"catch"},
  {"scheme":"http://gdata.youtube.com/schemas/2007/keywords.cat", "term":"frisbee"}
],
"media$group": {
  "media$category":[{"$t":"Sports", "label":"Sports",
    "scheme":"http://gdata.youtube.com/schemas/2007/categories.cat"],
  "media$keywords":{"$t":"dog, catch, frisbee"}
}

JSON-Cでは以下のようにとてもシンプルなデータで返されるようです。

JSON-C:
"category":"Sports",
"tags":["dog", "catch", "frisbee"]

このように従来のJSONフォーマットには、Atomに含まれるメタデータがそっくりそのまま埋め込まれていたのですが、JSON-Cではそのようなメタデータが省略されています。

これから新しくアプリケーションを作る場合は、JSON-Cを利用するのが簡単で便利だと思われます。

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著者について

fkoji

F.Ko-Ji

Webエンジニアやってます。最近は ドットインストール の開発がお仕事です。その傍ら、個人で Meity電車遅延なう梅酒.in#グラドル自画撮り部 の部室といったネットサービスを開発・運営してます。梅酒と草野球とリアル脱出ゲームが好きです。

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