GoogleがPage SpeedをApacheモジュール化したmod_pagespeedを公開
「Official Google Webmaster Central Blog: Make your websites run faster, automatically — try mod_pagespeed for Apache」によると、Googleが mod_pagespeed という Apache モジュールを公開したとのこと。
これは Google が以前よりFirefox/Firebox用のアドオンとして提供していた「Page Speed」をApacheモジュール化したものです。
Page Speedはウェブサイトのパフォーマンスを評価して高速化するためのヒントを与えてくれるツールで、主にキャッシュ周りやCSS、JavaScript、画像ファイルなどに関する改善ポイントを示してくれます。
今回公開された mod_pagespeed は、そういったPage Speedが提案する改善作業を Apache が自動的にやってくれるという代物です。
用意されているフィルタは「mod_pagepeed Filters」にある通り。
まだ詳しく読んでいませんが、例えばHTMLソースに直接記述されたCSSやJavaScriptを自動的に外部ファイル化したり、複数のCSSファイルをひとつにまとめたり、インデント用の空白を自動的に除去したり、HTML内のコメントを自動的に除去したりしてくれるようです。
つまりHTMLソースはモジュールによって自動的に書き換えられて、ブラウザへ届けられることになります。使用例は「mod_pagespeed Examples Directory」で見ることができます。(before と after で体感できる違いはわずか・・・ですが。)
Google AdSense Blogでの検証動画もありました。
» YouTube – mod_pagespeed improvement for Google AdSense Blog
mod_pagespeed は現在のところ Apache2.2 のみサポートしており、i386 および x86-64bit の CentOS と Ubuntu でテストされたバイナリが入手できるとのことです。CentOSの場合 rpm でインストールできます。
mod_pagespeedのプロジェクトページはこちらから。
» modpagespeed – Project Hosting on Google Code
(via: Google’s Obsession With Speed Comes to the Web Server)
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