3月31日からYahoo!検索APIの利用制限が変わるそうです
2011年3月31日よりYahoo!のウェブ検索APIと画像検索APIのサービス内容が変更されるそうです。
» Yahoo!検索Web APIのサービス内容変更について (Yahoo! JAPAN Tech Blog)
通常利用の場合の同時アクセス数や24時間のリクエストの上限にこれまでより厳しい制限が設けられると同時に、Yahoo!プレミアム会員、Yahoo! BB会員、Yahoo!ウォレット登録済みの人に向けた「アップグレード版」が提供されとのことです。
変更のポイント
変更のポイントは以下の通りです。
1.同時にアクセス可能なユーザー数に制限を設けます(数セッションを上限とします)。超過した場合にはYahoo! JAPAN Web APIに共通のエラーメッセージおよびコードを返します。
2.24時間中、1つのアプリケーションIDにつき1,000件までのリクエストを上限とします。超過した場合にはYahoo! JAPAN Web APIに共通のエラーメッセージおよびコードを返します。
「同時にアクセス可能なユーザー数」というのはAPI利用者全体でということでしょうか。24時間中のリクエストの上限は、これまでの50,000件から1,000件へと大幅に変更されます。1時間あたりに換算すると約42件程度です。
キャッシュを利用していれば特に問題ない数だとは思いますが。
アップグレード版検索
「1,000件じゃちょっと少なすぎる」という人に対しては、従来通りのサービスを受けられる「アップグレード版検索」も用意されるそうです。(同時にアクセス可能なユーザー数の制限なし、24時間あたりのリクエスト数の上限が50,000件)
アップグレード版検索は、Yahoo!プレミアム会員、Yahoo! BB会員、Yahoo!ウォレット登録済みの人に対してのみ提供されます。
なのでアップグレード版検索を利用したいけど、Yahoo! BB会員でなく、Yahoo!プレミアム会員にもなりたくないという人は、Yahoo!ウォレットに登録するしかなさそうです。
アップグレード版検索は API のエンドポイントが通常のものと違います。
ウェブ検索API (アップグレード版) http://search.yahooapis.jp/PremiumWebSearchService/V1/webSearch 画像検索API (アップグレード版) http://search.yahooapis.jp/PremiumImageSearchService/V1/imageSearch
さらに、アップグレード版検索には以下のような制限事項が設けられていて、違反が判明するとアプリケーションIDの利用が停止される可能性があるそうです。
1. APIを利用して作成したものがエンドユーザーへの検索サービス提供を目的としない、APIアクセスによるデータ取得・蓄積での利用の場合
2. APIから得たデータをもとにした、スパムやSEO、SEM行為
3. APIから得たデータをもとにした、reverse engineering
4. 過剰なAPIへのアクセス
5. スクリプト等を用いた機械的なデータ取得
これまでこのような制限事項はなかったので、検索エンジンがGoogleに変わったことに伴う変更なのかなぁと思います。
これらの変更今月末からなので、APIを利用したマッシュアップを作っている開発者の方は早めに確認しておくことをおすすめします。
» Yahoo!デベロッパーネットワーク – 検索 – アップグレード版検索
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