小橋めぐみ『恋読』刊行記念トークショーに行ってきました
女優の小橋めぐみさんの読書エッセイ集『恋読 本に恋した2年9ヶ月』の刊行記念トークショーに行ってきました。
» 小橋めぐみ『恋読 本に恋した2年9ヶ月』刊行記念トークショー 『本屋、小橋めぐみ開店!』11月19日(木)19時30分~ ゲスト・豊﨑由美 | 東京堂書店 最新情報
なんと、トークショーの最初の挨拶が終わるまでは写真を撮って SNS などにアップしていいですよ、と。そんなことならもっと早く会場に行けばよかったー。18時から神保町にいたのに(笑)。そんなわけで後方から iPhone のズームで撮影したのであまり綺麗に撮れず。
恋読
「小説屋 sari-sari」という電子書籍の中で2012年9月から2015年6月まで、小橋めぐみさんが「読書熱」というタイトルで書かれていた読書日記を 1 冊の本にまとめたものです。なので半分は女優さんの日記を読んでいるような感覚。
エッセイの中で「自分の棺の中を、花ではなく、愛読書で埋めてもらいたい。一緒に灰になりたい。」と書かれているくらい本が大好きだそうで、最近では北青山チャンネルの YouTube で「本のめぐみ」という番組でオススメ本を紹介されていたりします。(青山ブックセンターの店員さんがうらやましい。)
今回のトークショーは書籍の帯やあとがき、さらに中盤の特別インタビューをされている書評家の豊崎由美さんが聞き手として登壇されていたのですが、全体の8割くらい豊崎さんが喋ってましたね(笑)。でもその話がとても面白くて、さらに小橋めぐみさん(とその書評)に対する豊崎さんの「評」もまた「なるほどな」と思わせる感じが随所にあって楽しかったです。2人でポッドキャストされたら面白そう。
トークショーの中でもふれられていましたが、巻中の特別インタビューでも紹介されている、小橋さんに本に関する初めての仕事が来るまでのエピソードがとても興味深いです。
- 女優を続けるか悩んだ時期に昔から好きだった読書を多くするようになった。
- その頃、本を紹介する仕事も意識するようになった。
- 「私が知名度を上げたら、私がいいと思ったものをもっと広めることができる」と考えて女優を続けると決めた。そして本の仕事もしたいと思った。
- でもどうすればいいか分からないのでブログに本の感想を書き続けた。
- お金もなくて図書館で借りては書くということを1、2年続けていた。
- そんな時にNHKから「週刊ブックレビュー」という番組の出演依頼がきた。
「自分が好きなものを多くの人に知ってもらいたいから有名になりたい」というところに強い意志を感じます。そしてブログに書き続けることって大事ですよね。
そんな本が大好きな彼女が書いた、97 冊の書籍が紹介されている読書エッセイ集『恋読』。いかがでしょうか。
トークショー後にサイン会もあったので、「学生時代に京都に住んでたので、恋読の中で知ってる場所が色々でてきて楽しかったです!」「さっき紹介されていたミステリー読んでみたいです!」「いつか本屋を開きたいって言われてましたけど、もしよかったら僕と…!」なんて会話をしたいなぁなんて妄想してましたが、いざ目の前に立つと緊張して全然喋れませんでしたから。「あ、F と K と J が大文字です…。」みたいな。
恋読 本に恋した2年9ヶ月 (小橋めぐみ)
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