プログミング初心者向け: 打ち間違いに気づくためにできること
プログラミングを勉強していると「お手本通りにプログラムを打っているのになぜ動かないんだ!?」とイライラすることはないでしょうか。熟練のプログラマーでも打ち間違いをしてしまうことはよくありますが、プログラミングの初心者だとなおさら多いのではないかと思います。そして、タイプミスに気づかずにハマってしまうと、もうどうしようもなくなってしまいます。
そこで、なるべく早く打ち間違いに気づくコツ、タイプミスを減らすためにできることとして思いつくものを以下にまとめてみました。実践していないものがあればぜひ取り入れてみてください。
フォントサイズを大きめに
たまにテキストエディタのフォントサイズをめちゃめちゃ小さくしている人を見かけるのですが、それだと似たような文字の区別をつけるのが難しくなります。適度にフォントサイズを大きくしてみましょう。
プログラミング用フォントを使う
ドットインストールのレッスンでは Ricty Diminished をインストールするように説明しています。個人的には Mac に搭載されている Monaco というフォントを利用していますが、文字の識別をしやすいフォントを利用するというのは、タイプミスに気づくという意味において結構大事です。
テキストエディタの入力補完機能を使う
コードを一文字ずつ丁寧に打ち込むことも大事ですが、それによって打ち間違いを誘発してしまうこともよくあります。Xcode や Android Studio では文字を打つとクラス名やメソッド名などの候補を表示してくれますし、必ずしもすべて手打ちすることが大事というわけでもありません。プログラミングで大事なのは「何をどのように使えばいいかを分かっていること」です。テキストエディタに入力補完機能があるのなら積極的に使ってみましょう。
記号や括弧の種類や役割を知る
プログラミングでは : や ; といった似たような記号がまったく別の用途で利用されます。丸括弧「( )」を使わないといけないところで「{ }」を使ってしまうとエラーになります。それぞれのプログラミング言語で使われる記号や括弧の種類と役割をきちんと理解しておくといいです。
インデントをきちんと
初心者の人のコードの傾向としてインデント(字下げ)がきちんとできていない場合が多く、そのせいで括弧の対応が間違ってしまっているということがよくあります。if や for といったブロックの中、配列やオブジェクトの要素の定義など、字下げをすべき箇所はある程度決まっているので、お手本のコードのインデントに着目して字下げのルールを習得することをおすすめします。
こまめに実行して動作確認
タイプミスに限りませんが、動作確認をせずに一気にコードを書いてしまうとミスに気づくのが遅くなり、どこで書いたコードに間違いがあったのか分かりづらくなります。こまめに動作確認をしていれば、前回の動作確認と今回の動作確認の間に書いた箇所に間違いがある可能性が高いので、その部分を重点的に調べることでミスを見つけやすくなります。
書いたコードを一旦消す
どうしても打ち間違いが見つからない時は、エディタの取り消し機能を利用してどんどんコードを戻していくというのも手です。何か新しい関数を追加したのであれば、追加した関数の中身をごっそり削除してもいいでしょう。どこかの段階でエラーが消えれば、削除したコードの中のどこかに間違いがあることになります。
エラーメッセージをよく読む
JavaScript ではブラウザのコンソールに、PHP だとウェブサーバーのログにエラーメッセージが表示されます。エラーとなっている行番号も表示されるので、それを手がかりに原因を探すこともできます。構文エラーの場合 1 行ずれた行番号が表示されたりするので慣れないと分かりづらいこともありますが。
また、エラーメッセージは英語で表示されますが、だからといってメッセージを読まないというのは怠慢です。エラーメッセージをコピペして Google 検索することで手がかりが見つかることもありますし、Google 翻訳にかけてエラーメッセージの意味を知ることもできます。
気分転換をして思い込みを捨てる
「お手本通りに打ったはずなのに動きません!なぜですか?」と聞かれることがよくありますが、大半はコードを打ち間違っています。「きちんと打ったはずなのに」という思い込みがあると、間違いに気づきにくくなってしまいます。どうしても原因が分からないときは頭をクリアにするために気分転換をして、思い込みを捨ててみることをおすすめします。
というわけで、華麗なタイピングで快適なプログラミングライフを。
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