はてなRSSとBloglinesはどちらが使いやすいのか?
私は現在2種類のWeb版RSSリーダーを使っている。「はてなRSS」と「Bloglines」だ。どちらも一長一短があり、どちらが使いやすいかは使う人によるだろうが、私なりにいくつかの観点から両者を比較してみた。
「はてなRSS」は左側に記事が表示され右側にフィード名やフォルダの一覧が表示される。「Bloglines」はその逆。一般のメーラーを使い慣れているせいもあって、「Bloglines」のレイアウトのほうが使いやすい。
「はてなRSS」はフレームを使っていない。そのため、ページを下までスクロールさせると他のフォルダや他のフィードへ移動するためにはもう一度ページの上まで画面を戻さなければならない。一方「Bloglines」はフレームを使用しているため、記事をページの下まで読んでいったとしても、他のフォルダやフィードに移動しやすい。
「はてなRSS」ではフォルダごとに表示数を設定可能だ。設定のインタフェースは少し使いにくいけど。「Bloglines」では有無を言わさずすべての未読フィードが一度に表示される。
「はてなRSS」はページの右側のフォームにURLを入力し[次へ]を押し、次ページで登録するフィードとフォルダを選択して[追加する]を押せば完了。一方「Bloglines」は、まず左フレーム上部の「追加」をクリックして、右フレームに表示されるフォームにURLを入力、次ページでフィードとフォルダや公開レベル等を選択して完了。使いやすさはどちらも大差はない。
「Bloglines」より「はてなRSS」のほうが表示文字サイズが小さめである。そのため、一画面に表示される記事の数は「はてなRSS」のほうが多い。
ここは両者で大きく違う。「はてなRSS」ではフォルダに登録されているフィードの全てをまとめて左側の記事表示部分に表示する。フィードごとの記事表示というのはできない。(修正:フィードごとの記事表示はできる。フォルダ一覧の下に表示されるフィード一覧部分で、フィードのタイトルと日付の間にある極小の矢印画像。これをクリックすれば、フィードごとに一覧表示ができる。でも、それに気づくのに1ヶ月以上かかったよ(苦笑)。)一方「Bloglines」ではフォルダにフィードを登録していても、フィードごとに記事一覧を表示させることができる。
上記と関連するが、フォルダに複数のフィードが登録されている場合、「はてなRSS」ではフォルダ内のフィードの記事全てがまとめて表示されるため、閲覧するとフォルダ内のすべてのフィードが既読になる。また、はてなRSSにはページをまたいだ未読管理ができない。しかし、「Bloglines」ではフォルダ内のフィードごとに記事を表示できるため、同じフォルダに入っているフィードのうち、閲覧したフィードのみが既読状態となって、フォルダ内の閲覧していないフィードは既読にならない。この点で「Bloglines」のほうが便利である。
「はてなRSS」ではフォルダに登録されているRSSフィードの数が表示される。一方、「Bloglines」では未読記事の数が表示される。もちろん未読記事の数が表示されるほうが便利なので、「Bloglines」のほうがよい。
「Bloglines」では「編集」をクリックして、移動対象のフィードをチェックして、移動先のフォルダを選択する。少し面倒だが、複数のフィードをまとめて登録できるのが便利。一方「はてなRSS」では2クリックでフォルダ移動ができる。フォルダアイコンをクリックするとフォルダ一覧のレイヤーが表示されるので、移動先のフォルダをそこから選ぶだけ。とても便利だ。
どちらのRSSリーダーにもこの機能は搭載されている。「Bloglines」ではプロフィールを公開しているユーザのみが表示対象だが、だからと言ってこの機能がどう役立つか分からない。一方「はてなRSS」は「はてな」のサービスの一部であるため、はてなidが意味を持つ。idは他のはてなサービスと関連しており、この機能は「はてなRSS」には意味のある機能である。
●総評
レイアウト、フォルダ内のフィードの扱い方、未読/既読の管理などを考えると、私はBloglinesのほうが使いやすく、優れている思う。はてなRSSの良いところは登録やフィードの移動などの操作インタフェース部分と、他のはてなサービスとの連携のしやすさだろう。ということで、私はBloglinesをメインのRSSリーダー、はてなRSSをサブのRSSリーダーとして利用している。
ちなみに、なぜ1個にしないのかというと、Web版RSSリーダーなのでいつメンテナンス中になって使えなくなるか分からないからだ。
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