IE6ではselect要素にz-indexが定義されていない
IE6(おそらくIE6以前)では、select要素にCSSのz-indexが定義されていません。z-indexというのはレイヤーの重なりの順番です。
そのため、select要素のある画面にdiv要素でレイヤーを被せようとすると、IE6ではレイヤーの上にselect要素だけ残って表示されてしまいます。
これを防ぐためには、レイヤーをiframe(インラインフレーム)にするか、レイヤーを表示するときにJavaScriptを使ってselect要素を visibility:hidden にする必要があります。
var elems = document.getElementsByTagName("select"); for (i = 0; i < elems.length; i++) { elems[i].style.visibility = "hidden"; }
もしくは、
/* CSS */ select.hidden { visibility: hidden; } /* JavaScript */ var elems = document.getElementsByTagName("select"); for (i = 0; i < elems.length; i++) { elems[i].className = "hidden"; }
このようにクラス名を変更するのもありです。
レイヤー上のコンテンツが常に同じものであればiframeで大丈夫ですが、レイヤー上のコンテンツが動的に変わる(例えばlightboxのような)場合は、上記のような方法でselect要素を一時的に非表示にしましょう。
ちなみに、IE7ではこのバグは解消されているらしいです。
※ (追記) 元々 display: none にすると書いていましたが、レイアウトが乱れる場合があるので visibility: hidden のほうが一般的に使われるようです。
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