RSS配信を始めるにあたって覚えておくべき基本5項目
みなさんは自サイトのRSSフィードにどのくらい気を配っているでしょうか。今回は主にRSSリーダーに着目したRSS配信の基本的なポイントを5つほど取り上げてみます。基本さえ押さえておけばRSSなんてちょろいものです。
サーバ型のRSSリーダーに片っ端から登録しよう
RSS配信を始めたら、まずは自分で自分のフィードを購読することが大切です。これをする利点は2つあります。
◆ 利点その1. RSSリーダーできちんと読めるかどうかを確認できる
自分のフィードを購読することで、フィードが文字化けしていないか、動画エンベッド部分やJavaScript使用部分はどう表示されるか、記事は読みやすいかなどを定期的に確認できます。
◆ 利点その2. 記事をキャッシュしてもらえる
受信した記事をすべてキャッシュしてくれるサーバ型のRSSリーダーには、livedoor Reader、Google Reader、Bloglinesなどがあります。基本的にRSSフィードに掲載できる記事の件数は限られていて、古い記事はRSSフィードに掲載されなくなります。そこで、RSS配信を開始する段階でこれらのRSSリーダーに登録しておけば、キャッシュのおかげで新しい購読者が過去の記事も読めるようになります。
改行が入っているか確認しよう
たまに本文のタグがすべて取り除かれているフィードを見かけます。なかには“サイトを訪問して読んでもらう”ためにわざと改行を入れない場合もあるようですが、個人的には「うざっ」と思ってしまいます。サイトを訪問してもらいたいなら、改行を取り除くよりもきっちり概要だけ掲載してサイトへ誘導するほうが明らかに効果的です。
読みやすさを心がけましょう。
RSSリーダーには認識されないタグがあることを知ろう
たとえば取り消し線を入れる場合、古いHTML仕様の<s>タグはlivedoor Readerでは認識されません。livedoor Readerで認識されるのは<del>タグのほうです。(ただし数ヶ月前に確認)
また、見出しのために<h2>タグや<h3>タグを使いますが、livedoor Readerではそれらのタグはフォントサイズも変わらなければ、ボールド表示もされません。livedoor Readerで見出しを太字で表示するには、<h2><b>…</b></h2>のように<b>タグと一緒に使うといいです。(ちょっと強引ですが…)
さらに、divタグはただの段落と解釈されます。サイト上ではスタイルが適用されて読みやすいデザインになっていたとしても、RSSリーダーでは読みづらいということが多々あります。以前、引用のために<div class="blockquote">というタグを利用していたことがあったのですが、RSSリーダーでまったく引用らしく表示されなかったのでやめました。
各RSSリーダーで認識されるタグ、認識されないタグを誰か調べてくれませんか?
本文すべてを載せない場合は「続き」へのリンクを入れよう
改行云々のところでも触れましたが、サイトへ誘導するために概要のみ載せる方法は効果的です。しかし、たまに「詳細はこちら」とか「続きはこちら」のようなナビゲーションの無いフィードを見かけます。これでは続きがあるかどうか分からず、せっかくのトラフィックのチャンスを逃すことになります。
P O P * P O Pを見習いましょう。
pingはお好みで
RSSリーダーやブログ検索エンジンにpingを送信すると、即座に更新を反映させることができます。しかし、更新直後に誤字・脱字に気づくこともしばしば。pingを送信しなければ、クローラーに拾われる前に誤字・脱字や誤った情報を修正できたりもします。ゆっくりクローラーの巡回を待つのもよいでしょう。
今回は以上です。次回は応用編に続くはずです。
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