Mashup Caravan in Tokyo 2008 (MA4イベント)
Mashup Award 4(MA4)の一環として開催されたMashup Caravan in Tokyoに行ってきました。
プログラムの概要は以下の通りです。
- ゲストセッション
MA3 最優秀賞受賞 直鳥 裕樹 氏 -
Force.comプラットフォームでマッシュアップ
株式会社セールスフォース・ドットコム -
サグールテレビ検索APIを使ったアプリケーション開発
チームラボ株式会社 -
テキスト解析の勘所
ヤフー株式会社 -
「顔」を使ったMashup
富士フイルム株式会社 -
CARWINGS-CASTINGでカーナビをもっと楽しく!
日産自動車株式会社 -
楽天APIを利用したマッシュアップアプリ開発
楽天株式会社 -
Solrスゲェ!
株式会社ECナビ -
RECRUITEテクニカルセッション
『iPhone発売記念!Hot Pepper for iPod touch 開発ウラ話』 - Lightning Talk/Free Talk
すでに見聞きして知っているものもあったので、個人的に興味深かったのは
- セールスフォース
- ヤフーのテキスト解析
- 顔検出API
- Hot Pepper for iPod touch 開発ウラ話
の4つでした。
セールスフォースのForce.com
セールスフォースのForce.comは「マウスクリックのみで作れるデータベース」というのがウリのようです。データベースを自分で用意する必要がなく、さらにSQLを知っていなくても、セールスフォースのプラットフォーム上にデータベースのテーブルを作成できます。
そのデータベースに対して外部のサービスからAPI経由でデータを追加してもいいですし、Force.com上だけでカスタマイズしたページを作成して、データを追加することもできます。溜めたデータはSOAPで外部に提供することもできます。また、JavaScript APIを通してデータを取得することもできるそうです。
ヤフーの形態素解析API
ヤフーの形態素解析APIは以前から使っていますが、いくつか知らなかったTipsが聞けてよかったです。たとえばresponse=featureを指定すると詳細な情報が返されてきて、たとえばそれを利用すると文章から「地名」を抽出することができます。
また、名詞が細かく分割されやすいので、名詞が連続したときはそれをつなげてあげると一つの複合名詞としてうまく抽出できるようです。すぐに使ってみようと思ってます。
富士フイルムの顔検出API
顔ラボで公開されているAPIです。画像をアップロードするとその画像から顔らしきものを抽出して結果を返してくれます。返されるデータは「中心座標」「半径」「両目の座標」「顔らしさのスコア」などです。デモを見ましたが、かなり精度が高いなと感じました。
Flashで利用する場合はクロスドメインのアクセスを禁止しているそうなので、サーバを介して通信をおこなう必要があるそうです。また、「顔」というプライバシー情報を扱うため、APIはすべてHTTPSプロトコルでの提供となっています。
iPhone/iPod touch対応サイト開発
iPhone発売直後ということもあり、iPhoneネタをプレゼンに織り込んでいる方が多かったのですが、中でもiPhone/iPod touch対応サイト開発の裏話はかなり面白かったです。iPhoneのSDKで提供されているiPhoneシミュレータがかなりよくできていますし、SDKを利用するとiPhone対応サイトが簡単に作れるようです。
iPhoneやiPod touch対応サイトを開発する際にはなるべくAJAXを利用してページ遷移が発生しないようにしたほうがいいらしく、JSONPの使えるAPIを利用することで簡単に実現にできるのでオススメだそうです。
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