「ネットで話題になっている。」の魔力
最近「○○がネットで話題になっている。」という表現をよく見かけるような気がする。
この表現、どこの誰が使い始めたかは自分は知らないのだが、以前からJ-CASTニュースあたりがよく使っている気がしていて、最近は他のニュースサイトでもちらほら見かけるようになってきたと思う。
ただ、「ネットで話題になっている。」と書いておきながら、実際に話題になっている場は2ちゃんねるだったり、はてなブックマークだったりと限られたコミュニティ内である場合がある。それなのに、あたかも「ネット全体で」話題になっているかのように表現される。
最近は情報がすぐに他のブログやサイトに広まっていく。「痛いニュース」や「アメーバニュース」、「ネタりか」、「Yahoo!ニュース」、「mixiニュース」などなど。記事がそのまま引用されることも多いため、「ネット上で話題になっている」という表現もそのまま広まっていくことになる。それゆえ結果的に文面通り「ネット上で話題になっている」ことが多い。
バカ正直に「○○で話題になっている」と書いてしまうと読む人が見向きもしない可能性があるが、「ネットで」と書いておけば注目される確率はあがるだろう。どことなく印象操作されている感を拭えない気がするのは気のせいだろうか。
「静かなブームを呼んでいる」とか「知る人ぞ知る」の同義語じゃないですかね?
>> 長尾さま
なるほど。「静かなブームを呼んでいる」は納得です。