サイト内の重複コンテンツを防ぐ新たな手段、rel=”canonical”が登場
「SEOmoz | Canonical URL Tag – The Most Important Advancement in SEO Practices Since Sitemaps」によると、Google、Yahoo!、Live(Microsoft)の3社から「ページの標準URLを定義」して「サイト内の重複コンテンツを防止する」ための新たな手法が発表されたようです。
その方法とは、ページの head タグ内に次のような link タグを記述するという簡単なもの。
<link rel="canonical" href="http://blog.fkoji.com/" />
この rel=”canonical” によって、めんどくさい RewriteRule などを定義することなく、検索エンジンに対して望ましいURLを伝えることができます。
Google、Yahoo!、Liveのアナウンスによると、具体的には以下のような特徴があります。
- これは絶対的なものではなく、あくまでヒントとして活用される。
- href属性には相対パスを与えることも可能。baseタグとあわせた相対パス指定も認識される。ただし絶対URLが推奨されている。
- rel=”canonical”で与えられるURLのページは存在することが望ましい
- rel=”canonical”で与えられた先でさらにrel=”canonical”が指定されていても問題ない。
- 異なるドメインのURLを指定することはできない。(→ 追記参照)
- rel=”canonical”は 301 リダイレクトと同等に扱われる。Googleの場合 PageRank などの情報も引き渡される。
(2009-02-16) Matt Cutts氏のスライドより、追記
- 異なるサブドメイン間であれば使用可能
- httpsのページにhttpの canonical URL を指定することも可能
(追記ここまで)
(2009-12-19) Google、ドメイン間の rel=”canonical” タグのサポート開始 | 海外SEO情報ブログ・メルマガより、追記
- 異なるドメイン間でも使用可能
(追記ここまで)
rel=”canonical”を指定するこの方法はとても簡単で分かりやすくていいです。もちろん他サイトによる重複コンテンツを防ぐことはできませんが、自サイト内での動的URLやトラッキングパラメータ等による重複コンテンツ問題は解決できそうですね。
※ この記事のタイトルのダブルクォーテーションは全角で記述しているのでコピペしないように気をつけてください。
(追記 2009-10-14) 2009年末までには異なるドメイン間でも指定できるようになるそうです。(via Canonical Tag 2.0: Google To Add Cross Domain Support)
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