RSSの購読を効率化するための PubSubHubbub というプロトコルがあるらしい
記事を書いてからRSSリーダーにその記事が反映されるまでにタイムラグはつきもの。最近はTwitterのリアルタイム性が注目されていてRSSリーダーはだめだめだという意見が一部にある。(Speeding Up RSS)
「AdSense for Feeds: What’s all the hubbub about PubSubHubbub?」によると、そんな問題を解決する PubSubHubbub というプロトコルがあるようで、FeedBurnerがサポートしたらしい。PubSubHubbub 自体は数ヶ月ほど前に登場したプロトコルのようで、「MOONGIFT: » 安全、かつ効果的にデータを配信する「PubSubHubbub」:オープンソースを毎日紹介」でも紹介されている。
PubSubHubbub のプロジェクトページは「pubsubhubbub – Google Code」にある。ここにある説明のスライドを見てみるとプロトコルについてなんとなく理解できるかもしれない。
通常フィードを配信する場合は、フィードを配信するサーバとサーバにリクエストを送信してフィードを受信するクライアントがある。一方で、PubSubHubbubの場合は、サーバ(Publisher)とクライアント(Subscriber)の中間に「ハブ」が存在している。
フィードの配信サーバは、ハブに対してフィードの更新通知を送る。通常の仕組みと違うところは、通知を受け取ったハブがクライアントに対して更新情報をプッシュするところ。そうすることでリアルタイムに情報がクライアントに届くようだ。
クライアントにデータをプッシュするということは、クライアント側にサーバ的な機能が必要ということだろうか?(クライアントという表現はふさわしくないかも。)
ちなみに Google が用意しているハブは Hub – PubSubHubbub にある。
なお、フィードのクロールを効率化するプロトコルとしては、FriendFeedが利用している「SUP」というものもある。これは「最近更新されたフィードはないですか?」と問い合わせると更新のあったフィードのIDが返され、そのIDからフィードのURLを求めてクロールするというもの。(see: SUP(Simple Update Protocol) – 効率的なフィードのクロールを実現するためのプロトコル – F.Ko-Jiの「一秒後は未来」)
(追記: 2009-08-19) 読み方は「パブサブハバブ」が正しい模様。(ライブドア、RSSとブログのタイムラグを解消する「PubSubHubbub」に対応 – ITmedia News)
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