WISH2010にスタッフとして参加してきました

2010/8/30 19:42

これからのウェブを担う可能性のあるサービスを応援しようというイベント「WISH2010」が先週土曜日に開催されました。昨年はただの観客でしたが、今年はスタッフとして参加してきました。

当日のざっとした流れは、

GREEの田中さん、mixiの原田さん、デジタルガレージの枝さんによるパネルディスカッション
15サービスによる、持ち時間7分待ったなしのプレゼンテーション
広瀬香美さんジャンケン大会＆歌
表彰式
懇親会

といった感じでした。

パネルディスカッション

パネルディスカッションのテーマは「日本のウェブはいかにして世界を目指すべきか」というものでしたが、個人的に最も気になった発言は「資金調達は、金儲けではなくそのサービスに没頭するためにやってみよう」というもの。

これは今年の6月にクックパッドで開催された「Tech Founders Japan」でもクックパッドの佐野さんが同じことをおっしゃっていました。

生きていくのにお金がかかるなら、その分は投資でまかなうのも手ではないか。受託なんかはすっぱりやめて「集中できる時間をお金で買おう」。投資をうけるというのは「時間を買うこと」。10年後に気づいても遅い（佐野）。

» 【Tech Founders Japan】クックパッド佐野さんとシリコンバレー投資家Daveの名言を思いつく限りまとめてみる – IDEA*IDEA ～百式管理人のライフハックブログ

ただやっぱりお金が絡むとちょっと抵抗感があって、ちょっと前に見つけた記事になりますが個人的には以下に書かれている内容が「あぁ、よくわかる」と感じてます。

自分はサービスの法人化はしていなくて個人でサービスを運営している人なのですが、個人的に思っているのは「個人でネットサービスを作っている人はシンガーソングライターに近いんじゃないか？」ということです。

いわゆる「クリエイター職」で小説家や漫画家にも似てます。法人ではなく個人として活躍したい。まぁその受け皿的なものとして裏に法人はあってもいいと思いますが、主役はサービスであってそのサービスを使って世の中の人の生活がちょっとでも便利になってくれたらいいなと。

そう考えると、ネットサービスを作る個人がそれぞれ法人化して資金調達というのもいいのですが、彼らを束ねる事務所的なものがあっても面白いのではないかと思います。(AMNのネットサービス版みたいな？？)

プレゼンテーション

さて、話をWISH2010に戻すと、15のサービスのプレゼンはかなり面白かった！のですが、プレゼンターの誘導などをやっていたためにプレゼンの内容はほとんど覚えておらず、昨日と今日は録画していたニコニコ生放送の中継(5時間強)を見返しておりました。ニコ生もUstreamも長丁場の中継は本当に大変だったと思います。

最終的にWISH2010大賞には「パブー」が選ばれたのですが、個人的に面白いと思ったのは「デコもじ」です。いわゆる「Webフォント」を使って自分のサイトで色々なフォントが利用できるようになるというサービス。

フォントを探すのって意外と面倒ですし、フォントを見つけて画像にした場合でも以降のメンテナンスが面倒だったりします。そういう点も「デコもじ」は解決してくれるんじゃないかと思います。