ドラマ「JIN -仁-」の最終回はいい終わり方だった(ネタバレ大いに含む)
2年前のドラマ「JIN -仁-」の最終回はとても納得できない終わり方だったのをよく覚えていますが、今回はきちんと納得できる終わり方をしてくれてホントよかったです。
とはいうものの、謎はいくつか残りました。タイムスリップものというのは謎が残るのが常ではありますが・・・。
以下、大いにネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください。
パラレルワールドの起源はどこに?
「同じ時代に同じ人が二人いるのはおかしい」ということから、ドラマ内で次のような説明がなされます。
「パラレルワールドAの現代にいた南方仁がパラレルワールドBの幕末にタイムスリップする。その幕末Bから現代Bに戻ってきたことで、もともと現代Aにいた仁は現代Bにいる仁の手術を受けることができた。その後、現代Bの仁はまた別の幕末Cにタイムスリップする。以後、無限ループ。」
とすると、最初の現代Aにいた南方仁の前に現れた包帯の男はどこから来たのか?という疑問が残ります。上記の説明によれば、その男もひとつ上のパラレルワールドから幕末にタイムスリップしたということになりますが、だとするとそもそもの起源はどこに・・・。
タイムスリップ発生の翌日
現代Aの南方仁が幕末Bから現代Bに戻り、現代Bにいた自分による手術を受けたはずなのですが、その翌日目を覚ますと南方仁の手術をしたのは杉田先生ということになっており、摘出された腫瘍は胎児状腫瘍ではなくただの良性腫瘍ということになっていました。
着ていた服も着物ではなく「ただの洋服でした」ということに。
これは一体何が起こったのでしょう?
南方仁に対する記録や記憶
現代Bに戻ってきた南方仁はその後歴史がどうなったかを調べるために、歴史資料に目を通します。その資料には「仁友堂」の名前などの記録はあるものの、南方仁の名前はありません。
仁友堂でペニシリンが製造されていた記録があったり、坂本龍馬の「船中八策」が「船中九策」になっていて保険制度が発展していたり、南方仁の勤める病院に「東洋内科」という内科ができていたりと、幕末に南方仁がいたことの影響で歴史が変わったという事実はあるのですが、記録がない。
また、橘咲が書き残した感動の手紙にも、南方仁という医者が幕末にいたことを知る人はいないことがわかります。
幕末Bにいたはずの南方仁が現代にタイムスリップしたことで皆の記憶から消え去ったということなのでしょうが、なぜ記憶から消えてしまったのでしょうか?
これが「歴史の修正力」というもの・・・?
と、色々謎は残るものの・・・
そんなことはどうでもいいやと思わせるくらい、感動的な最終回でした。薄ぼんやりと思い出した記憶を忘れまいと橘咲が残した手紙が素晴らしかった。時空を超えて、2人の想いは結ばれたわけですよ。綾瀬はるか最高!!
29日にはムック本が発売されるらしいので、これを読めばもっと色々なことが分かるかもしれませんよ。
» 日曜劇場「JIN -仁-」TBS開局60周年記念|TBSテレビ
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