F.Ko-Jiの「一秒後は未来」

gooとYahoo!の検索新機能

gooで自然文検索ができるようになったようだ。最初は、単に入力された文章を構文解析してキーワードを抽出しているだけのように見えた。しかし、それはどうやら違ったようだ。例えば次の文章で自然文検索を試してみる。

効果的なダイエットのやり方を教えて下さい

おそらく抽出されるキーワードは「効果的」「ダイエット」「やり方」である。しかし検索結果をよく見ると、「方法」という単語が太字になっていることが分かる。検索文章の中から「やり方」という単語を元に、それと同じ意味を持つ「方法」という単語も自動的に検索キーワードとしてくれたようだ。これをキーワード検索で実現しようとすると、

効果的 ダイエット (やり方|方法)

というOR検索をすることになる。ただ、両者の検索結果が食い違っているので、自然文検索にはもっと他にもエッセンスがあるのだろう。


一方、Yahoo!は検索ロボットを利用した新しい検索システムに切り替えを行なった。カテゴリ検索が主役の座を降りたわけだ。さらに今後はSNSの仕組みを取り入れ、ユーザごとに最適な検索結果を返す検索エンジンを目指すらしい。

検索結果が必ずしも万人に共通の物である必要はない。SNSの仕組みで、同じような嗜好を持つ人や、友人・知人の選んだ検索結果を利用するのは面白い試みだと思う。しかし、ある人が検索した内容は、ある程度プライバシー的な要素も持っており、簡単にSNSの仕組みで共有するといったことはできない。その辺をどのようにコントロールしていくかという事も課題だろう。

最後に、どちらの検索エンジンにも言いたいことだが、スポンサーリンクはもう少し少なめにならないものかと、常々思っている。

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著者について

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F.Ko-Ji

Webエンジニアやってます。最近は ドットインストール の開発がお仕事です。その傍ら、個人で Meity電車遅延なう梅酒.in#グラドル自画撮り部 の部室といったネットサービスを開発・運営してます。梅酒と草野球とリアル脱出ゲームが好きです。

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