Google Maps API バージョン2へのアップグレードのポイント
このドキュメントはGoogle Maps API Version 2 Upgrade Guideを元に書かれています。
昨日(2006年4月3日)、Google Maps APIのバージョン2が正式リリースされました。そこで、バージョン1から2へのアップグレードのポイントをここに書き留めておきます。
バージョンアップのもっとも手っ取り早い方法は、Google Mapsを呼び出す<script>のURLにある「v=1」を「v=2」に書き換えることです。しかし、多くのバージョンアップは新たに導入された「GMap2」クラスに対して施されているので、それほどバージョンアップの恩恵を受けることはないと思われます。また、GXslt、openInfoWindowXsltを使っている場合は変更が必要など、予期しない動作が起こることもあります。(参照 Incompatibilities Between Version 1 and Version 2)
<script>の「v=1」を「v=2」に変更し、GMapクラスをGMap2クラスにすれば、バージョンアップされた機能やメソッドを利用することができます。もちろん変更点が多くあるので、ガイドに従ってコードを修正しなければなりません。また、ドキュメントに記載されていなかったfunctionの多くをサポートしないことにしたらしいです。
- GMap2クラスへのアップグレードのポイント
- まず、地理的座標とピクセル座標を別々のクラスで表現するようになっています。地理的座標を表すのはGLatLngクラス、ピクセル座標を表すのはGPointクラスです。また、GLatLngクラスの引数は(latitude[緯度], longitude[経度])の順、つまり(y座標, x座標)の順です。
- ズームレベルを表す数字の大小が逆になっています。バージョン1では0が最もズームインした解像度でしたが、バージョン2では0は最もズームアウトしたものに変更されています。
- 地図タイプの定数名が「G_NORMAL_MAP」、「G_SATELLITE_MAP」、「G_HYBRID_MAP」に変更されています。
- かなり多くのメソッド名(及びその引数)が変更されています。
また、新たに追加されたGControlクラスとGOverlayクラスという、インタフェースのクラスがあります。exampleを参考にして、試行錯誤してみましょう。(GControlのexample、GOverlayのexample)
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