Google、iGoogleそのものをOpenSocialへ
iGoogleがソーシャルなアプリケーション・プラットフォームへと一歩前進したようだ。
» iGoogle Gadgets – Google Code
GoogleはOpenSocial対応のiGoogleガジェットを開発するための開発環境の提供を開始した。そこで提供されるSandboxを使えば、Home viewやCanvas viewでのiGoogleガジェットの動作をシミュレートしながら、開発を進めることができる。
ただ、現在のところSandboxは限られた開発者にのみ公開されているようで、iGoogle Sandbox Sign Upから申し込んでみたがまだ何も音沙汰がない。
OpenSocial対応のガジェットはiGoogleガジェットと同様のフレームワークをベースに開発されるが、iGoogle自体はOpenSocialに対応していなかった。今回の発表の注目すべき点は「もうすぐiGoogle上でもOpenSocial対応のアプリケーションが動くようになるよ」という点ではないかと思う。
ところでOpenSocialといえばSNSであるが、iGoogleには自分の友人を登録する機能などない。ましてやSNS機能などない。OpenSocial対応のアプリケーションには「友人」が必要不可欠だがそこはどうするのか。
その疑問についてFAQで触れられているだが、「Stay tuned for detail」とあるように「詳細はしばし待たれよ」とのこと。ただ、開発者に対しては friends manager gadget というガジェットが用意され、それを利用して開発用に友人を登録することができるらしい。
また、OpenSocial対応のiGoogleガジェットは、ユーザのアクティビティを Updates gadget という更新通知専用のガジェットに送信できるようになると説明されている。これはFacebookのNewsFeedのようなものである。この Updates gadget に対して各ガジェットは1日5回までデータを送信できる。送信回数はユーザごとに管理される。
ガジェット上の広告については、Canvas view(キャンバスビュー)に限ってのみ表示することができる。これについてはMySpaceのDeveloper Platformと同じである。また、広告にはガジェット内で位置を移動してはいけない、幅が変化してはいけない、音声広告の場合は自動再生させてはいけないといった制限がある。(FAQ参照)
そのほかガジェットにはメッセージング機能も提供され、1日に10通までメッセージを送信できるようになる。
OpenSocialの機能は既存のiGoogleガジェットに追加することもできるので、これまでに開発したiGoogleガジェットをソーシャルなガジェットにバージョンアップするのもいいだろう。
今回発表された新機能のリリースが待たれるところである。
(追記 2008-04-24) えーじさんよりコメントで「登録済みなら http://www.google.com/ig/sandbox から何も入力せずに Sing Up をクリックするといける」と教えてもらいました!ありがとうございます!
» グーグル、「iGoogle」ガジェットのテスト用に新サンドボックス:ニュース – CNET Japan
» Google,OpenSocial対応の「iGoogle」ガジェット開発環境を公開:ITpro
» 米Google、Gadget開発者向けの「iGoogle Sandbox」提供開始 | エンタープライズ | マイコミジャーナル
サインアップ後、使用言語を英語にしてhttp://www.google.com/ig/sandboxからアクセスするとOpenSocial対応のiGoogleが使えますよ。Updateも友達ガジェットも出てこないですが(そのうち出てくるのだろうか)。
>>えーじさん
えー!そうなのですか?私の場合は言語を英語にしても通常のiGoogleにリダイレクトされるだけなのです。。
英語の状態で、http://www.google.com/ig/sandboxにいって、(たぶん登録済みなら)何も入力しなくてよいので”Sign Up”をクリックすると、いけるようです。
おお!いけました!
ありがとうございます!!