「志マーケティングのすすめ」(著: 藤巻幸夫)
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東急エージェンシー様より献本いただきました「志マーケティングのすすめ」という本を読んでみました。
著者の藤巻幸夫氏は伊勢丹の「解放区」「リ・スタイル」「BPQC」といったプロジェクトを立ち上げ、その後靴下メーカーの福助やセブンアンドアイ生活デザイン研究所の代表取締役を務め、現在は株式会社フジマキ・ジャパンという会社の副社長を務めておられるそうです。
タイトルにもなっている「志(こころざし)マーケティング」とは「すべてのマーケティングの基本はスピリッツにある」という著者のマーケティングに対する考え方に由来しています。
内容はその「マーケティングにおける精神面」に主眼を置きつつ、著者が日々心がけているマーチャンダイジングのやり方とか、どのように流行を見いだしているかといったテクニックについて書かれています。
「宣伝部に頼るよりも、自分たちで手書きの葉書を送って欲しい。いつもありがとうございます、という一言でもいい。お元気ですか、の一言でもいい。その方が自分たちの気持ちは通じやすいし、お客さんもまた売り場をのぞいてみようという気分になるんじゃないだろか」
ということを著者が伊勢丹の「解放区」を任されたときに販売員に対してお願いしたそうで、このあたりに著者の精神がうかがえる気がします。
志を持ってモノを作っている人といえば、最近までこのブログでレビューしていたQ:を開発したNIROの中道社長なんてまさにそうです。3年半前のITmediaの記事なのですが、ITmedia ライフスタイル:「NIRO」に込められた中道流“シアターサウンド” (1/6)を読むとよくわかります。
こころざしは忘れないようにしないと。
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