映画「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」の感想と突っ込みどころ(ネタバレあり)
上映中の映画「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」を見てきました。この映画は原作の聖闘士星矢の中に登場する「聖域十二宮編」のストーリーを元にした完全CGアニメーション映画です。
感想ですが、とりあえず良かったところから挙げておくと、コンピューターグラフィックスが想像以上の出来栄えでした。アニメでは聖闘士の聖衣が実は重いものだという風には見えにくいのですが、映画ではかなりの超合金感を再現しており、重量感も存分に伝わってきます。
また、ペガサス流星拳や廬山昇龍覇、ムウのクリスタルウォール、アイオリアのライトニングプラズマ、サガのアナザーディメンションなど数々の技もCGによる圧倒的な表現力で登場。迫力満載の仕上がりになっています。このCGでゲームになったらきっと面白いです。
CGということでキャラクターの顔や声はアニメ版とまったく違うのですが、姿形が違うおかげで声優の違いが気にならずこれはこれでありだと思いました。沙織さんが女子高生で色々おどおどとしているのも16歳という設定なら自然です。
が、あまりに突っ込みどころが気になってしまい、途中からどう見ればいいか分からなくなってしまいました。
以下、盛大にネタバレを含む突っ込みどころを箇条書きにしておきます。ネタバレを見たくない人はお気をつけください。
- いきなりの空中戦。
- 空中都市、サンクチュアリ。
- アルデバランの共食い。
- 双児宮をスキップ。
- デスマスクがディズニー。
- デスマスクがパンイチ。
- 氷河がいきなりカミュと対決し、相討ち。
- シャカが戦わない。
- 一輝の見せ場ほぼなし。
- ミロが女。素顔を見せても問題ない。
- アフロディーテが登場するもサガに瞬殺される。
- ラスボス登場。
- 星矢以外、セブンセンシズに目覚めたのかどうか微妙。
- お誕生日パーティ。
まぁよくここまで振り切ったというか、見終わった後に何も心に残らないという。。金牛宮までは「意外といいじゃん?」と思って観ていたんです。アルデバランまでは。しかしデスマスクよ・・・。もう失笑ですよ。ある意味この映画の主役です。
その後は色々と短縮してなるべく映画の90分という枠に十二宮編をおさめるために苦心して脚本を練り上げたんだろうなぁと感じるところは多々ありました。が、最後のサガですよ・・・。
良くも悪くもテレビで放送されたら Twitter がかなり盛り上がるだろうなと思わせる作品でした。
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