これからは添加物を使用しない梅酒のみ「本格梅酒」と表示できる
日本洋酒酒造組合から、市販される梅酒に「本格梅酒」と表示できるかどうかの要件を定めた「梅酒の特定の事項の表示に関する自主基準」が発表されています。詳しい経緯は以下の記事にまとめられています。
» 本格梅酒 青梅が決め手 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
記事によると梅酒の生産量は年々増加しているものの、酸味料や香料などの添加物によって仕上げた梅酒が多く出回っているがために、梅酒に使われる青梅の量がほとんど増加していないということが問題となっていたようです。
そこで、そういった酸味料や着色料、香料を使用した梅酒ライクな梅酒と、「梅、糖類、酒類のみ」を原料とした正統派の梅酒を差別化するために、今後は後者のみ「本格梅酒」という表示が許可されるとのこと。
正式な規定は日本洋酒酒造組合のサイトに掲載されている以下の PDF をご覧ください。
» 「梅酒の特定の事項の表示に関する自主基準」及び
「梅酒の特定の事項の表示に関する自主基準の運用
上の取扱い」 (PDF)
この基準は2015年1月23日から施行されており、各酒造業者はすみやかに対応することが求められています。なお、梅酒業界大手のチョーヤはこの基準制定にあわせて該当する商品に順次「本格梅酒」と表記していくと発表しています。
» 梅酒業界初の新基準制定に伴い、表示を「本格梅酒」に変更へ | お知らせ | チョーヤ梅酒株式会社
まだ移行時期のため「本格梅酒」と表記された梅酒が必ずしも無添加のものとは限りませんが、今後「本格梅酒」と表記された梅酒が増えてくると思われますので、スーパーや酒屋で見かけた際には購入の目安にしてみてください。
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