最近読んだ本: 村上龍著『五分後の世界』初版1997年
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「とにかく怖くて」と友達にオススメされた『五分後の世界』という小説を読んでみました。カンブリア宮殿の村上龍氏による20年くらい前の作品。読んでみて怖かったか怖くなかったかと聞かれたら確かに怖かった(笑)。戦場における戦闘のあまりにリアルな描写から最後の結末に至るまでなかなか衝撃的なストーリーでした。
簡単に説明すると主人公の男性がとある別世界に迷い込む話で、その世界は戦時中の日本が実際の歴史とは異なる選択をしたがために派生した歴史によって生まれたいわゆるパラレルワールドといった感じ。その日本が「五分後の世界」であるというのは明言されていないのですが、主人公の腕時計が 5 分ぴったり遅れているという記述から暗黙的に示されています。
とにかく戦場の描写がすごいリアルでグロいのでそういうのが苦手な人はスキップしつつ読むほうがいいかもしれません。そのあたりの描写は詳しく読まなくてもあまりストーリーに影響しなかったはず。最終的にこの世界に迷い込んだ主人公が元の世界に戻れるのか戻れないのか、戻るとしたらどういった方法で戻るのかというところは、読んでからのお楽しみということで。
今は続編の『ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界 2』を読んでるのですが、それよりプレステ2向けに出てたというゲームのほうが気になっています。なぜゲームにしたw
五分後の世界 (メディアファクトリー)
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